1943年11月、洛陽書院から刊行された山本和夫(1907~1996)の詩集。装幀は宮田重雄。著者は福井県生まれ。
目次
・花咲く日
- 花咲く日
- 扉
- ある美しい物語に題す
- 絶對の日
- 漁村の曙
- 美の癇癪
- 人間
- 東洋のために
- 戰爭
- 私の切拔帖
- 道路上にて思ふ
- 煙草屋に煙草品切れ
- 富士山
- 私は防人となり明月の夜戎衣をきた
- 明月の下、私は大陸へ征く
- 新しい土
- その母
- 勁弩の譜
- 揚子江にて
- 匂ふ太陽
- 神の香り
- 戰場を去る
・木靈
・湖畔にて
- 姫鱒
- 中禪寺湖畔にて
- 芦の湖
- 芦の湖にて
- 鄱陽湖畔にて
- 玄武湖にて
- 岳州
- 湖畔にて
・戰爭の歌
- 山峡の家
- 旗
- 上陸
- 月下の進軍
- 慰問袋
- 老いたる母のうたへる
- ある兵の獨白
- 若き妻のうたへる
- 愛馬と共に
- 歸還
・空想の園丁
- 故里にて
- 京都にて
- 初秋
- 初夏の空
- 五月
- 雲
- 大陸春信
- 大陸の雨
- 中國人
- 野戰の墓