蜮 なんば・みちこ詩集

 1999年3月、土曜美術社出版販売から刊行されたなんば・みちこ(1934~)の第8詩集。装幀は司修。著者は岡山県生まれ、刊行時の住所は岡山県総社市上原。

 

 詩集『伏流水』を出してから、六年が過ぎました。その間に「火片」「舟」「ラ・メール」「詩と思想」に掲載された作品から選び、この度の詩集を発刊することにしました。作品の序列は制作順でも発表順でもなく、順不同です。
 二〇世紀末の暗い世情の中にいて、詩作品もまた暗くなりがちですが、できれば温かい根を持つ作品を書きたいものだと、この頃思うようになっています。この詩集に、その片鱗がみえますかどうか。
 終わりになりましたが、アドバイスをはじめ、いろいろとお世話になった森田進氏、加藤幾惠氏、そして、お忙しい中、ご無理なお願いをお聞き下さり、作品を生かすすばらしい装幀をして下さいました司修氏に、心から感謝を申し上げます。
(「あとがき」より)

 


目次

  • 凍り鬼
  • 誘蛾燈 
  • 本川
  • 水たまり
  • 少年
  • 言葉
  • ないしょ話
  • 二月
  • 白鳥がやって来た
  • 魚が
  • 菜の花
  • 木霊
  • 影たち
  • 私雨
  • 木もれび
  • 石のオウム
  • 目にしみるブルー
  • 照耀樹

あとがき

 

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