1984年6月、書肆山田から刊行された馬場駿吉(1932~)の評論集。装幀は加納光於(1930~)。
目次
序にかえて 瀧口修造に
- 駒井哲郎 夢想の質量
- 若林奮 表面直下の思念と筋肉
- 荒川修作 非網膜的絵画への突進/現代のスフィンクス
- 中西夏之 ナカニシ彗星の軌道
- 河原温 虚無の祝祭としての現在
- ヴィクトル・ヴァザルリ 幾何学的抽象の極北から吹く風の中で
- ハンス・アルプ 生命への鑽仰
- イエズス・ラファエル・ソト 純粋な形象から純粋な感覚へ
- フェルナンデス・アルマン 偏愛的標本箱の中の惨劇/イメージの連打/集積――そ
の錬金術的変 容に立ち会って
- ジャスパー・ジョーンズ 見えるものから観念への逆探知
- フランク・ステラ 無機と有機の統合へ
- 加納光於 翼あるいは熱狂の色彩/世界をからめとるものとしての色彩/ことばの粒
- 子に添って/ブーメランの獲物たちのために/色の身ぶるい/慄える色調
あとがき
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