2021-07-27から1日間の記事一覧

白樺の林 白樺同人

1919年12月、聚英閣から刊行された白樺同人のアンソロジー。装幀はバーナード・リーチ。 聚英閣の渡邊君から『白樺の森』や『白樺の園』のやうな本を出さしてほしいさいふ話があつたのはだゐ分前のことであつた。丁度其頃僕達は白樺演劇社を起した時であつた…

白樺の園 白樺同人

1919年3月、春陽堂から刊行された白樺同人のアンソロジー。装幀はバーナード・リーチ。 A。此本はどう云ふ本なのだ。 B。白樺同人の著作集で、此前に新潮社から出した「白樺の森」の第二集のやうなものだ。だから各同人の一番自信のある作を集める爲めに出し…

白樺の森 白樺同人

1918年3月、新潮社から刊行された白樺同人のアンソロジー。装幀はバーナード・リーチ。画像は函欠本。 自分達は泰西の名畫に憧がれている。自分達の崇拝する天才の作品に接したい慾望に燃えてゐる。しかし自分達は自分達に金も力もないことも知つてゐるので…

石川信雄著作集 昭和短歌史の遺産

2017年4月、青磁社から刊行された石川信雄(1908~1964)の評論集。編集は石川輝子と鈴木ひとみ。装幀は石川はるな。表紙装画は著者自画像。 目次 第一章 作家論 白秋先生の死 前川佐美雄と「植物祭」 前川佐美雄論 プロロオグ 前川佐美雄の近業(一) 前川…

振り返る馬 恩田侑布子句集

2005年12月、思潮社から刊行された恩田侑布子(1956~)の第2句集。装幀は芦澤泰偉。著者は静岡市生まれ、刊行時の住所は静岡市葵区。 『振り返る馬』は、二〇〇〇年上木の『イワンの馬鹿の恋』以降、二〇〇五年夏までの四〇六句を収める第二句集である。 こ…