水無月の水 尾崎昭代詩集

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 2002年6月、書肆山田から刊行された尾崎昭代(1942~)の第5詩集。

 

 私にとって、詩を書くという行為は、言葉と遊び戯れること。だから、書いていると楽しく満ち足りた。「悲しい」と原稿用紙の四角を埋めると、「悲しい」は消え、「幸せ」と書くと「幸せ」が跳び出し、あふれた。現実が艱難辛苦であっても(それほどの辛苦があった、というわけでもないが)、詩を書くことで帳尻は合った、と思う。(「あとがき」より)

目次

  • 水無月の水
  • 沙羅の花
  • 薔薇
  • 空蝉
  • 武蔵野
  • 秩父
  • 日曜日
  • 冬の林
  • 雪の日
  • 春の雪
  • 遠景
  • 早春の日記
  • 春の宵
  • 陽炎
  • 石畳のある街――プラハ
  • ゼブラゾーン――池袋
  • 猫の目
  • 五月闇
  • 空地

  • 祝祭
  • 挽夏
  • 国分寺まで
  • 木の道――日光
  • クリスマスの部屋
  • 桃の時間
  • 幸福の木
  • かくれんぼ
  • 梅雨入り
  • 詩人
  • 夏の別れ
  • 揚羽蝶
  • 挽歌
  • くぬぎ山の風
  • 虫の秋
  • 折りたたむ
  • 梅林――修善寺


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