1975年12月、永井出版企画から刊行された清田政信の詩集。第1詩集の『遠い朝・眼の歩み』、第2詩集『光と風の対話』、第3詩集『眠りの刑苦』の合本。
目次
詩集 眠りの刑苦
Ⅰ黄金領
- 黄金領
- 反母郷
- 過渡期
- いやはて
- 在所から
- 双生児
Ⅱ流刑喩法
Ⅲ眠りの刑苦
- 内言語
- 思念の微熱
- 眠りの刑苦
- 不眠
- 暗い境域
- 潰滅期
- 潰滅期
- 出生
Ⅳ血の方位
- 火の村
- 少年と他界
- 頭蓋の噴泉
- 父よわたしは……
- 旅囚
- 黙契の儀式
- 幼年の秩序
- 血の方位
詩集 光と風の対話
Ⅰ辺境
- 辺境
- 眩暈
- 断面
- 不在の女
- 無為の夏
- 始源の朝
- 追放
- かくれんぼ
- やさしい拒絶
- 絵の描けない少年
- 細民の深い眠り
- 家郷への逆説
Ⅱことばの宿命
- 朝の埋葬譚
- 祝祭
- 南半球
- 砂時計
- 離反
- 夜陰
- ことばの宿命
- 来歴
- 夢の記述
- 城
Ⅲ乳房の魅惑
- 乳房の魅惑
- いたましい序曲
- 祭式
Ⅳ眠りの淵にめざめる
- 成熟
- 形成
- 冬の光
- 英雄死すべし
- 喪失
- 扼殺
- 盲動するもの
- 極限
- 眠りの淵にめざめる
詩集 遠い朝・眼の歩み
- 遊歩場で
- 幻覚 あるいは原色の村
- 静かな崩壊
- 少年期
- 醜聞に歪んだ帰還
- 近親
- 解体
- 晩餐
- 岬
- ザリ蟹といわれる男の詩篇
- 鎮魂の唄
- 失墜の夜
- おだやかなサディスト
- 春はまっぴら
- 虚空に彫る
- 凝視
- 街・ぼくのねがい
- 不在の女
- あるいはエロス
- 風の唄
- 仮説
- ほぐれる海
- 溺死
- 眠りの領土へ……
- 深夜の海に風が立ち……
南島の詩人への手紙 清水昶
ノート
執筆年月と発表誌紙