乳房百萬両 陣出達朗

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 1949年3月、日本文藝社から刊行された陣出達朗の時代小説。装幀は小田利美。

 

目次

  • 一 巡禮の少女が無言行列の禁を破り謎の髑髏武士が突如現われる事
  • 二 手裏剣の嵐におそはれた髑髏武士、亂れ髪の名刀で戦う事
  • 三 九官鳥侍の藏本藏人の立腹ととるに山彦號が若侍の目玉をいとる事
  • 四 娘の乳房へ百萬兩の秘文を彫り謎の傴僂侍が毒殺される事
  • 五 兵器買入れの滑稽なる會話と逃げた九官鳥探索の厳命くだる事
  • 六 人間の耳を求めて群衆が西へ走り鷹に襲はれた九官鳥が空で闘ぶ事
  • 七 懐中鏡に映る乳房の怪文字に驚き歎きつゝ易者の言葉に迷ふ娘
  • 八 二人の娘が風呂の中で乳房を出し百萬兩の秘密について探り合ふ事
  • 九 お類と九官鳥の悲しいめぐり會と海賊飛龍丸の出現に隣之輔怒る事
  • 十 鳥越丘で左近之介が猟師と寝起し彦太郎が手皺で九官鳥を殺す事
  • 十一 波方筑後が不思議な使を受けて海賊飛龍丸を訪れお類に會ふ事
  • 十二 倒幕の志士差が船中に謀議しその危機へ怪鳥あらわれる事
  • 十三 彦太郎とお類が腹話術にかゝりお柳は途にお類の秘密を知る事
  • 十四 九官鳥は唖になって一語も發せす一同手を變へ品を變へ苦心する事
  • 十五 百萬兩の秘密は遂に解決し善玉悪玉入り亂れて先を争ふ事
  • 十六 髑髏武士が彦太郎と胎類を伴ひ松山城下への途中生き肝について考へる事


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