室蘭 下村康臣詩集

2000年3月、ワニ・プロダクションから刊行された下村康臣の長篇詩集。 序 何年間も投げてあった草稿に手を付けるに際して(病を得なければ、文字通りそれは反故になったでしょう。作品の価値の原器は今の私には無意味です)、偉大な先輩達に感謝します。摂取…

騎士来訪 岡谷公二

2000年9月、私家版として刊行された岡谷公二(1929~)の創作集。 私の文章の大方は、ごくささやかな形ではあれ、幸い世に迎えられた。しかし私が間歇的に――ときには、二年三年の間をおいて――書いてきた小説らしきものだけは、そうはならなかった。私の非力…

死語のレッスン 建畠哲詩集

2013年7月、思潮社から刊行された建畠哲(1947~)(たてはたあきら)の第5詩集。装幀は清岡秀哉。第21回萩原朔太郎賞受賞作品。 目次 葉桜の町 若草色の痙攣 眠たがり大女 三方位、尋問水 私たちの淡い水 明け方に来る波 死語のレッスン 風の序列 ボスポラ…

純粋病 一色真理詩集

1979年7月、詩学社から刊行された一色真理(1946~)の第3詩集。1972年以降の作品集。装幀は十河雅典。第30回H氏賞受賞作品。 目次 ぼく 文字 左ききの男 逆立ちする人 重傷者 原稿用紙 世界 顔 坑夫 妻 インタビュー 心 黒光りする巨大なゴキブリ 傷 筆 遺…

古都の女 桂英澄

1965年2月、審美社から刊行された桂英澄(1918~2001)の短篇集。戦時中の関西の学生生活を題材にしている。カバーは姉の桂ゆき。 目次 古都の女 暗い流れのなか 室生路 白い壁 あとがき NDLで検索するAmazonで検索する日本の古本屋で検索するヤフオクで検索…

孛彗 八重洋一郎詩集

1985年6月、神無書房から刊行された八重洋一郎(1942~)の第2詩集。装幀は渡辺英行。第9回山之口貘賞受賞作品。 目次 序Ⅰ 渚で 悲しみのソルト・レイク 青 翳(ひ) 変壊(へんね) 生誕 サーカス えんじ 蠢 play 白虹 咆哮 Ⅱ 言明 禁域 さけび 漂流 胸飾り…

虚仮の一念 日和聡子詩集

2006年7月、思潮社から刊行された日和聡子の第4詩集。装幀は菊地信義。 目次 朱雀 追儺 桃源行 灌仏会 蠑螈 田螺の述懐 七夕 盂蘭盆 博 聴くに盃 紅葉狩図 愛の説法 歴史手帳 維新 虚仮の一念 NDLで検索するAmazonで検索する

これは、きたない 池井昌樹詩集

1979年5月、露青窓から刊行された池井昌樹の詩集。挿画は鈴木翁二。 目次 童(わらし)や貴婦人 別人 インシュリン うづまる 〈夜学〉の頃 夜の隣家 手の鳴るほうへ 除蟲菊 御中 家持の病気 月の夜道で (これはきたない) 多摩霊園 求心 心臓病幻想 淡彩 ND…

もうそれ以上おそくやってきてはいけない 白石かずこ詩集

1963年3月、思潮社から刊行された白石かずこの詩集。写真は沢渡朔、レイアウトは園原淳。第14回H氏賞候補作。 目次 Now is the time もうそれ以上おそくやってきてはいけない Wandering for the Sun ニックとミュリエル ハド…

四面道 多田智満子/村上芳正

1975年9月、思潮社から刊行された多田智満子/村上芳正の詩画集。 そしてひとつの挿話が終り、ひとつの夢が死ぬ度に、小さな墓がしつらえられ、短い墓碑銘が刻まれる。眼をとじれば私のなかにはいつの間にか数多の墓標が立ちならび、私自身、すでに荒寥たる…

身体詩抄 八木幹夫詩集

1991年5月、スタジオ・ムーブから刊行された八木幹夫の詩集。装幀は市村二郎。 目次 め け かげ みみ むね あそこ ほくろ しり つめ かお しもん たましい はな て あし は かた ほね はら かわ からだ あとがき 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

イミタチオクリステ 角田清文詩集

1967年12月、創文社から刊行された角田清文の第3詩集。 『イミタチオクリステ』とは、この詩集におさめられた作品の大半が主イエス・キリストにかかわっているからではない。論理と詩、批評家と巫女、現代詩と伝統詩(短歌俳句)、日本とヨーロッパ。これら…

安東次男詩集 安東次男

1957年8月、書肆ユリイカから刊行された安東次男の詩集。「今日の詩人双書〈第2〉」。表紙は村上美彦、写真は井上多恵子、リトグラフは稗田一穂、挿絵は桂川寛、作曲は井上多恵子。 目次 安東次男論・飯島耕一 俳句 成年 花々 テルコとナナ 佐渡 六月のみど…

流れる水は透視する――杉克彦ノート 菊田守

1982年11月、七月堂から刊行された菊田守の評論集。Ⅰは詩誌「砂」に、Ⅱは詩誌「銀河」「幻視者」に掲載された。 目次 Ⅰ 思い出 詩集『鉄塔のうた』 詩集『銀杏挽歌』 詩を書きはじめた頃 詩集『水勢のなかで』 杉克彦と詩友 詩集『伐採』 詩集『浮上の意味』…

髪についての短章 水出みどり詩集

1973年6月、国文社から刊行された水出みどりの第2詩集。装幀は和田徹三。版画は岡部昌生。 目次 明るい日ざしのなかで 髪の森にわけ入ると おまえのなかに 森の繁みを行くと 黄昏が 夜の森に流れる 森の奥でのろしがあがる 森が叫ぶ ふいに 森の奥に眠らない…

光る闇への旋回 高橋秀一郎詩集

1971年6月、深夜叢書社から刊行された高橋秀一郎の第3詩集。1964年から1971年1月までの間に書かれたもの。装幀は山本美智代、口絵写真は高橋鉄春。 目次 1 死すべき街への序 びしょ濡れ ゴリラ 不確かな始動 胎児譚 幻化を越えるために 降下譚Ⅰ 降下譚Ⅱ 果…

渇いた心 黒田三郎詩集

1957年、昭森社から刊行された黒田三郎(1919~1980)の第3詩集。挿画は福澤一郎(1898~1992)。 一九五〇年から五四年までの五年間に、僕がかいたのは、この六篇の作品だけである。 これが詩といえるかどうか、作者としては、ここにひとるの「渇いた心」が…

失はれた墓碑銘 黒田三郎詩集

1955年6月、昭森社から刊行された黒田三郎(1919~1980)の第2詩集。戦前、原稿状態になっていた三冊の詩集『罌粟に吹く風』『影の狩猟者』『悲しき女王』を再構成し一冊の詩集としたもの。 目次 第一部 道 砂の道 砂上 未来 またあした 第二部 見てゐる眼 …

十一月殺日 垂水千賀子詩集

1990年11月、思潮社から刊行された垂水千賀子の詩集。装幀は菊地信義。栞文は北村太郎。 タイトルからしてすごい。『十ー月殺日』とは、つけもつけたり、である。わたくしは原稿の段階で二十篇の作品を読み、頭がくらくらしてしまって、またしばらくしてから…

女はみんな花だから 福中都生子詩集

1979年10月、あすなろ社から刊行された福中都生子(1928~2008)の詩集。装画は赤坂三好。画像は1981年2月の2刷版。港野喜代子の一周忌に捧げた『においすみれの咲く庭で』(VAN書房刊)に次ぐ第11詩集。 目次 女はみんな花だから 女はみんな花だから 花のゆ…

乾季のおわり 大野新詩集

1993年11月、砂子屋書房から刊行された大野新(1928~2010)の詩集。装本は倉本修。 目次 I 陰画 あのころ 見る人 廊下の記憶 暗い台所 父親 引揚者 Ⅱ 折線グラフ 乾季のおわり 発光 水の日 祭 落下幻想 秘密 密会 留守 胎の音 Ⅲ 足からはじまった天野忠さ…

みやらび 知念栄喜詩集

1969年11月、假面社から刊行された知念栄喜(1920~2005)の詩集。装画は知念太郎、装幀は栃折久美子。画像は函欠。第20回H氏賞受賞作品。 目次 みやらび抄 優しいたましひは埋葬できない 試される村のかへらない夢 無生のうたを調べる時を 南の村のをんな …

ファンタジーランド 阿部はるみ詩集

1988年9月、書肆山田から刊行された阿部はるみの第2詩集。 目次 Ⅰ 捕虫網 雨天決行 鳩 黒点 無花果 特別な一日 糸 皿 過渡期 黒い豆 春眠 ファンタジーランド ラングドシャ 動物記 図書館 失語のように 古沼 Ⅱ 朝 靴 落下する 玉泉堂印房 ロボタン NDLで検索…

朝の手紙 阪本周三詩集

1981年10月、蒼土舎から刊行された阪本周三の第1詩集。装幀は菅原克己。 目次 雨の日 黄土の詩 淡路島の見えるあたり 四谷駅の朝 紙片の余白に ぼくの愛するものは 夏の朝 朝の悲しみ お月さん みっつになったきみに 夕暮れへ 二コ・ピロスマナシヴィリ マダ…

悪い旅 水橋晋詩集

1980年7月、沖積舎から刊行された水橋晋(1932~2006)の第2詩集。装幀・装画は藤林省三。 もの書く所業はもともとうしろめたい、というよりあるいはとりかえしのつかない恥の所業に思えます。中世まで欧州国では、もの書きはその領主にたいして献辞を添えて…

芽 峰專治

1928年10月、第一藝術社から刊行された峰專治(1899~1955)の詩文集。装幀と題字は杉本吉之輔。 目次 赤靴鳥になれ さやうなら 淸和院 前日 彼等 夫婦の記 兒 月である ハトポツポ 春寒し 石楠花 一曲 令夫人 岩あり人立つ(詩) 芽(詩) 言へなくなつてしまふ…

沢海 池井昌樹詩集

1983年10月、七月堂から刊行された池井昌樹(1953~)の詩集。装画は鈴木翁二。 目次 沢海(そうみ) この、窓辺から 沢海以後 人 を書きに 吉祥寺 (まりこ) NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

うつろかげろふ 季村敏夫詩集

1988年10月、砂子屋書房から刊行された季村敏夫(1948~)の詩集。うつろ篇とかげろふ篇の二冊同梱。 うつろ篇目次 (さながら果樹園が光るように揺れ)(ずれているのであり、すでに材質そのものが) かげろふ篇目次 (どこからが体臭、どこからが死臭、)…

風来坊 岡崎武志詩集

2003年、京都の同人誌sumusの[スムース]文庫03として刊行された岡崎武志(1957~)の第1詩集。1985年限定10部の手書きコピーが底本。 これは私の第一詩集である。第一詩集だとことわるのは処女詩集という言い方を好まないせいもあるが、ひょっとしたら第二の…

肴 松下育男詩集

1978年12月、紫陽社から刊行された松下育男の第2詩集。装幀は谷川晃一。 目次 顔 肴 歯止め 帽子 除草 龍宮 坂 紹介 川 貝 競走 運河 坂の家 綱引 服 初出一覧 NDLで検索する日本の古本屋で検索するヤフオクで検索する