2002年5月、ながらみ書房から刊行された永井陽子の評論・随筆集。装幀は渡辺美知子。附録栞は馬場あき子「遠い時代からの声」。
目次
Ⅰ 古典・近代短歌考
Ⅱ 現代短歌考
Ⅲ 短歌の土壌
- こんな出発もあった
- 定型と非定型
- トケイ・リポート
- 修辞的な歌を味わう
- 自転車の歌など
- 再び第二の性を
- いつまで「女流」?
- 楽器
- 鎌倉の大仏
- ガリレオの望遠鏡
- 男と女の話
- 人形
- 手紙
- 足摺まで
- たたむ
- 私の歌のルーツ
- 秋冷
- ほんの少し……
- はるか遠い時代からの声
- 三十一文字電話帳秘話
- がらくた顛末記
Ⅳ 母の花畑
Ⅴ モモタロウは泣かない
1
- 金曜日のできごと
- いつからだろう
- 鋏・包丁・鍋
- 老人
- かみなり
- 水餅とタヌキ
- 三角通話
- 親は親
- ぎんばい花
2
3
- わしの娘!
- 会長と小梅さん
- モモタロウの日課
- 四階の私達は
- 恐怖の電話
- 雨
- 赤い自転車
- モモタロウは泣かない
- 花の棺
後記