2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

海景 桜井節詩集

1959年8月、捩子文学会から刊行された桜井節の第1詩集。表紙は野口晋、カットは高橋勲。 目次 ・海景 風景 倦んだ風景」 治癒なき風景 干魚のにおいばかりの小さな町 夜の海で結ばれたもの 波の上の兵隊靴 海と鉄砲百合 太陽が女であった夜 海辺の叙唱 砂浜…

歩き書き 土に聴く 松田解子

1987年6月、新日本出版社から刊行された松田解子の聞き書きルポ。 目次 農民という粘土 みどりの針の芽 コンバインを追って 基地と軍靴 ”家”の問題 続”家”の問題 土台はゆれるか 加波山へ 正月歩き 宝多き平野 おドロさん わが友たち、師たちよ あとがき 関…

辛抱づよい者へ 松田解子詩集

1935年12月、同人社書店から刊行された松田解子(1905~2004)の第1詩集。画像は1995年の不二出版の復刻版。 これが私の最初の詩集です。未發表の詩をも含めて一九二八年から最近までのものを纏めたのですが、Ⅰは戦旗を經て作家同盟に入り同盟解散の年までの…

蹼 新延拳詩集

1996年4月、土曜美術社出版販売から刊行された新延拳の第3詩集。装幀は司修。 いままでに二十数回の転居をしてきた。決して少ない数ではないと思う。いろいろな人に会い、少なからぬ街を見た。数々の道を歩き、たくさんの路地を徘徊した。 詩を書くことによ…

犀星発句集 室生犀星句集

1943年8月、櫻井書店から刊行された室生犀星の句集。著者自装。 目次 新年 春 夏 秋 冬 雜 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

抒情小曲集 室生犀星詩集

1918年9月、感情詩社から刊行された室生犀星の第2詩集。装幀は恩地孝四郎。画像は日本近代文学館の復刻版(1980年)。 目次 一部(故鄕にて) 小景異情その一 小景異情その二 小景異情その三 小景異情その四 小景異情その五 小景異情その六 旅途 京都にて 流…

鳥の木・他十九篇 森原智子詩集

1981年10月、紫陽社から刊行された森原智子(1934~2003)の詩集。装幀は芦澤泰偉。 目次 鳥の木 裸の鳥 氷のへり 水の穂 発想 花屋は通らない タイルの花 三つ レンズ 返信 草と雨 罪とリンゴ サウナビル 池袋 雑司ヶ谷 杉並 銀座線 深川 不忍池 成増 NDLで…

翡陶 室生犀星

1960年1月、有信堂から刊行された室生犀星の随筆集。表紙は岸田劉生。 目次 神がかりの文章 鬼籍の翡陶 神がかりの文章 客 自分の本 手巾 老乙女の詩集 刈藻 ひとのあけくれ 冬のない人 ゆめのほそみち 机のほとり 天皇の明り 行ひと粧ひ 大つごもり 年頭 骨…

乳房哀記 室生犀星

1946年3月、コバルト社から刊行された室生犀星の短編集。装幀は東郷青児。コバルト叢書第7。鱒書房(1940)の復刊。 目次 乳房哀記 抗議 衢の宿 男信ずべからず 偶然の祕密 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

日本の庭 室生犀星

1943年6月、朝日新聞社から刊行された室生犀星の評論集。著者自装。 結局庭といふものも甚だ精神的なものであつて行けども路は盡きることがない。初め竹などを植ゑてゐたものが松を植ゑるやうになりり、そして十年も経つともう地面ばかり凝乎と見てくらすこ…

聖處女 室生犀星

1947年6月、新日本社から復刊された室生犀星の長編小説。元版は新潮社版(1936)。 目次 帆前船館にて 惡い歴史 正體 獵るひと獵られる人 場末 振子 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

哈爾濱詩集 室生犀星詩集

1957年7月、冬至書房から刊行された室生犀星の詩集。 昭和十二年四月終りに私は満州に旅行した。大連、奉天を経て奥地哈爾濱に入り哈爾濱には一週間滞在した。旅行ぎらずな私の生涯でもつとも長期長途に渉る旅行で、帰来『大陸の琴』といふ長篇小説を書いて…

鮎吉、船吉、春吉 室生犀星

1942年4月、小学館から刊行された室生犀星の童話集。装幀は恩地孝四郎、挿画は大石哲路。画像は裸本。 私が童話といふものをかいたのは、ここ一二年のうちでありまして、童話作家としてはまだ國民學校の生徒と同じであります。けれども、私もいよいよべんき…

故郷圖繪集 室生犀星詩集

1927年6月、椎の木社から刊行された室生犀星の詩集。画像は1973年の冬至書房版。付録は室生朝子「詩の初出について」。 目次 山の王座 詩歌の城 神々 雪汁 冬の情 寒い庭 垣間見る 川原 山の上 石垣 結城 昨夜 枯木 王座 田舎道 しぐれ 松が枝に 冬すみれ し…

世界 室生犀星

1947年10月、東京出版から刊行された室生犀星の短編小説集。 近作のみを集録した。この時代は何を見ても、その現象は小説的であり深く衣食生活にもとを発せざるはない、そして個人的の悩みといふものも、日本といふものが初めて限を開かされた時代であるから…

研究會挿話 窪川いね子

1930年7月、改造社から刊行された窪川いね子の短編小説集。新鋭文学叢書第16編。 目次 勞働者の家 レストラン・洛陽 怒り 小篇三つ 街頭の一歩 我がはしがき 勤人 研究會挿話 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

海岸線 乾直恵詩集

1955年4月、昭森社から刊行された乾直恵の第3詩集。装幀は北園克衛。 この詩集に収めた詩は、いずれも、昭和十一年から昭和二十七年頃までの作品の中から自選したものである。おおむね私の視野にうつった現実的な色彩のものを主にして編んだ。さきに私は「肋…

鶏鳴 進一男

1976年7月、三交社から刊行された進一男の短編小説集。 目次 鶏鳴 冬枯 王国 燈火 荒野 塵塚 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

蝶とぴすとる 芦田麻衣子・芦田ミユキ詩集

1975年4月、昭森社から刊行された芦田麻衣子と芦田ミユキの詩集。装画は芦田康弘。 目次 ・詩集 花かごにつんで 芦田ミユキ 花かごに積んで 若草のすべり台 夕日 レモン なみだ プレゼント 春風 朝日 砂浜 バラ ほたるぶくろ バラのつぼみの中のわたし アル…

路上 鈴木繁雄詩集

1956年1月、創美社から刊行された鈴木繁雄の第1詩集。装幀は長嶋武彦、装画は西田勝。 目次 Ⅰ 夜の淵で 群 路上 夜 飛べない空 流域 墓地 豹の歌 異国の杭に繋がれて 泥 夜について 予感 未来へ 窓について 行方 Ⅱ 停留標 窓 海 泡 鏡 天の木霊 眺望 公園で …

日めぐり 木村信子詩集

1996年5月、思潮社から刊行された木村信子の第4詩集。装画はまど・みちお。 目次 日曜日 ひつじ じゆう かいこん 月曜日 ねぎ 花火 火曜日 風 真珠売り 水曜日 かいだん 雪 木曜日 訪問者 金曜日 土曜日 医者 ねや くち 夏の夜 手 ひとり こころの骨 関連リ…

大森 犀星 昭和  室生朝子

1988年4月、リブロポートから刊行された室生朝子のエッセイ集。デザインは吉富浩、本文写真は千葉春雄。 目次 石段の下の家 仔犬とピアノ 小学校入学 引っ越し 犀星の庭造り 金沢小立野の庭 最初の受賞 犀星と朔太郎 朔太郎の見合い 父母の躾 犀星の門松 文…

叛乱する夢 立中潤

1979年3月、弓立社から刊行された立中潤の遺稿集(詩・評論)。 目次 ○詩 非連続現実<夢> 『彼岸』(抄) 彼岸 大量死 凹レンズ 黄昏淵 化野 憂月二月に 哀歌 あとがき 『「彼岸」以後』 あなたの死眠から…… 痛みの年代史 死角から…… かつて泉ありき…… 死の…

石原吉郎の詩の世界 安西均

1981年2月、教文館から刊行された安西均による石原吉郎入門書。装幀は熊谷博人。 この本は、石原吉郎氏の詩作品三十数篇を抄出し、それを解説することによって、彼の詩精神と思想の輪廓を、粗彫りではあるが描き出そうと試みたものである。「解説」はできる…

脳膜メンマ ねじめ正一詩集

1983年5月、弓立社から刊行されたねじめ正一の第6詩集。装画は平口広美、装幀は東幸見。 目次 水増す構造 雨魔羅無宿 脳膜メンマ 愛の緊張 うんこ差別 練馬付午前八時半さすらいのウンコ・マンショー グンゼ・パンスト 排泄戦線 ねじめ印遺伝子菌 ケツ穴大移…

文と本と旅と 上林暁

1959年5月、五月書院から刊行された上林暁の随筆集。 随筆集を出すのは、「不断の花」(昭和十九年、地平社)以来である。 それ以後、時々に書いた随筆がおびただしく溜まっていたが、小説集でさえなかなか出せないのだから、随筆集なんか出す機会は来ないだろ…

巨大な林檎のなかで 岡田隆彦詩集

1978年11月、河出書房新社から刊行された岡田隆彦の第8詩集。叢書・同時代の詩9。 七七年、初春から半年近くをアメリカですごした。そこで、行くまえから計画していたように、日常的な感覚に従うまま、ことばを書くことにした。といって、異邦でのわたしの時…

群青、わが黙示 辻井喬詩集

1992年7月、思潮社から刊行された辻井喬の詩集。装幀は菊地信義。 目次 群青 Ⅰ時の埋葬 Ⅱブラウン管上のゲーム Ⅲ火の恋 Ⅳ自死 Ⅴ捜神の旅 わが黙示 時の埋葬 ブラウン管上のゲーム 火の恋 自死 捜神の旅 ノイズとしての鎮魂曲 NDLで検索Amazonで検索日本の古…

冨士原清一 薔薇色のアパリシオン 冨士原清一詩文集成

2019年9月、共和国から刊行された冨士原清一(1908~1944)の詩文集。編集は京谷裕彰。ブックデザインは宗利淳一。 富士原清一は、戦前の日本シュルレアリスム運動の中心にいた詩人である。それを受客から展開への要の時期に、極めて重要な仕事を遺した。 に…

清田政信集 清田政信

1975年12月、永井出版企画から刊行された清田政信の詩集。第1詩集の『遠い朝・眼の歩み』、第2詩集『光と風の対話』、第3詩集『眠りの刑苦』の合本。 目次 詩集 眠りの刑苦Ⅰ黄金領 黄金領 反母郷 過渡期 いやはて 在所から 双生児 Ⅱ流刑喩法 テルミドールⅠ …