1960年1月、有信堂から刊行された室生犀星の随筆集。表紙は岸田劉生。
目次
神がかりの文章
- 鬼籍の翡陶
- 神がかりの文章
- 客
- 自分の本
- 手巾
- 老乙女の詩集
- 刈藻
- ひとのあけくれ
- 冬のない人
- ゆめのほそみち
- 机のほとり
- 天皇の明り
- 行ひと粧ひ
- 大つごもり
- 年頭
- 骨正月
- 字
山は山といふ名の町
- 山は山といふ名の町
- わが庭の記
- 拾はれた捨子
- かがやかしい歴史
- 真珠と剃刀
- 時計
- 読者は何処に
- ゴミの山
- 先生と弟子
- ひまのあるひと
- 礼服
- 美しい水
- 曠野の眉
人
- 老嬢におくる書
- 拍手を外に
- 愛情の告白
- 原作者のかなしみ
- 映画の部分の美しさ
- 文学サロンについて
- 滝田樗蔭
- 人気について
- 悪の彼方
- 小説文学
- 愛猫日記