1979年3月、弓立社から刊行された立中潤の遺稿集(詩・評論)。
目次
○詩
- 非連続現実<夢>
- 『彼岸』(抄)
- 彼岸
- 大量死
- 凹レンズ
- 黄昏淵
- 化野
- 憂月二月に
- 哀歌
- あとがき
- 『「彼岸」以後』
- あなたの死眠から……
- 痛みの年代史
- 死角から……
- かつて泉ありき……
- 死の国境
- 挽歌・74
- 十月
- 冥府論
- 闇の産卵
- 奇形の魚
- 蒼空
- 殺人鬼
- 風景論
- 墓地にて
- 朝の歌
- 化石の森、
- 幼年論
- 詩・発表誌一覧
○評論・エッセイ
- 詩の根拠について――オノレの<情況論>
- 遅ればせながらのちょっとした発言
- 詩についてのノートⅠ・Ⅱ
- 詩についてのノートⅢ・Ⅳ
- Ⅲ情況
- Ⅳ詩の実際的な場所について
- 詩についてのノートⅤ 情況への発言
- 詩についてのノートⅥ 長田弘小考
- 安部公房「箱男」について
- 儚夢劇場 第1回 南沙織
- <前衛短歌>小論
- <め>
- 伝言板
- ひとつの総括
- 連載ノートⅠ 書くことの根拠について――方法としてのことば
- 連載ノートⅡ 契機としての七十年
- 連載ノートⅢ 太宰治小考(上)
- 連載ノートⅣ 太宰治小考(下)
- 連載ノートⅤ 映画「赤ちょうちん」「妹」考――関係的世界への呪い
- 連載ノートⅥ 岸上大作論――その自死についての考察
- 漏刻のおと
立中潤年譜 堤泰光編
解説 叛乱する内部 北川透
編集後記