1953年1月、荒地出版社から刊行された「荒地」グループのアンソロジー。
目次
基督磔刑圖 <グルュネヷルド> 原色版
I 詩篇
- 一枚の木の葉のように・黒田三郞
- 微風のなかに 一枚の木の葉のように
- 夜の終り・鮎川信夫
- 天國の話 「なぜ?」について 淋しき二重 あけてください、どうか 競馬場にて 鷗 今日のなかの昨日と明日 夜の終り
- 蝦蟇と蟹・三好豊一郞
- 鴉 蝦蟇と蟹 禿鷹 信夫翁の首 Variation 末裔 敷石の上で 漂流物
- 新聞賣場の雨・野田理一
- 「何故」といふ夜明け 暗い出發 誘發 物質の內面 新聞賣場の雨 ニセ手帖 配列
- 車輪・田村隆一
- Nu 車輪
- 終りのない始まり・北村太郞
- 終りのない始まり センチメンタル・ジャアニイ 黑い小人
- 斷崖へ・佐藤木實
- 白い船 日記 帽子の下に 断崖へ
- 內と外・衣更着信
- 室內樂 East London 小うた 內と外
- 獨樂・牧野虚太郞
- 碑 獨樂
- 無言歌・中桐雅夫
- 黑鳥 俸給生活者の詩 彼と私 火見櫓のうえで 無言歌五篇
- 乾杯・疋田寬吉
- 心のなかの出來事・伊藤尙志
- 冬の檻・高橋宗近
- 夜汽車 檻 雨 昏い地球の表皮について
- 犠牲・木原孝一
- 彼方 犠牲
- 眠つている女・栗山脩
- 三重唱・加島祥造
II 譯詩
荒地・T・S・エリオット 中桐雅夫譯
Ⅲ エッセイ
詩の定義<直喩について>・加島祥造 北村太郞
燼灰のなかから・鮎川信夫
現代詩の主題・木原孝一
基督磔刑圖・三好豊一郞
Une Confession・堀田善衞
1母なる思想
2物質化