1995年4月、思潮社から刊行された永瀬清子(1906~1995)の遺稿詩集。装画は岡村幸右ヱ門。
目次
第一章 春になればうぐいすと同じに
- アンターレス
- 緑
- 唯一の手紙
- 幸福の帳尻
- 私らとうぐいす
- 春になればうぐいすと同じに
- 春の夜のしなさだめ
- 人間馬鹿
- 一番近い相手
- 夜あけ前
- 月蝕
- 風は
- あの方の父上は
- 神楽
- 走り去るわが時間(とき)
- 「時」は音なくこぼれゆき
第二章 土砂について
- 土砂について
- 冬薔薇のように
- 苔の仮面について
- 月の夜
- 諸国の浦島
第三章 自然詩集
- 明神礁
- 自然詩集(いつもゆっくり…)
- 自然詩集 (岸辺の沙の…)
- 自然詩集 (箍がはじけた河…)
- 山上の死者
- 自然詩集 (川べりの道を…)
- 吉井川によせて
- フェニックス
- 雪舟
- 我等みなマリア
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