2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

関揺れる 横揺れの関ほど怖いものはない 御中虫句集

2012年3月、邑書林から刊行された御中虫(1979~)の第2句集。挿絵は著者。造本は島田牙城。著者は大阪生まれ。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

流檜 芦田高子歌集

1951年11月、新興出版社から刊行された芦田高子(1907~1979)の歌集。装幀は丸木位里。新歌人叢書第1。 私はもうかれこれ二十年も歌を作つてゐる。もつともその期間中七八年くらゐは小説に凝つてゐたから厳密にいへば十二三年といふ事になるのだけれども、…

鴨跖草 中山省三郎歌集

1972年5月、私家版として刊行された中山省三郎(1904~1947)の遺歌集。題字は小野成子。 『鴨跖草』について 中山省三郎が亡くなってもう二十五年の歳月が流れた。敗戦の日を迎へていくばくもない昭和二十二年の五月三十日といふ日の悲しいその死の思ひ出は…

灯台 山川久三詩集

2009年12月、土曜美術社出版販売から刊行された山川久三(1929~)の第1詩集。エリア・ポエジア叢書 10。装幀は森本良成。著者は高知市生まれ、刊行時の住所は板橋区徳丸。岡本彌太詩集監修者。 目次 春 灯台 待ちながら ジーパン 晚夏 蒲団 ワルツ カプセル…

猪狩満直と『移住民』 佐藤久弥

1972年4月、尼子会事務局から刊行された佐藤久弥による猪狩満直(1898~1938)の評伝。尼子会双書第6集。頒布先は平読書クラブ。 目次 序 真壁仁 序曲 「開墾地風景」 1入植 2愛のうた 3妻の死 4詩との出合い 「播種者」 詩作の動機 1生い立ち 2いわき…

告別 岡村二一詩集

1969年6月、金剛出版から刊行された岡村二一(1901~1978)の詩集。装幀は笠原互。著者は長野県下伊那郡竜丘村生まれ。 大正十四年に処女詩集「幻想君臨」を出した後、新聞界に投じて詩を離れたまま、長い年月を過ぎたが、昭和三十一年四月から中村漁波林に…

アリの町のマリア 北原怜子 松居桃楼

1963年11月、春秋社から刊行された松居桃楼による北原怜子(1929~1958)の評伝。 目次 この本を手になさった方に 第一部 アリの町のマリア プロローグ 柩の中の乙女 第一章 まねかれた人々 第二章 こころみの花 第三章 美しきしもべ 第四章 麦の秋 エピロー…

黙然をりて 山崎佳代子詩集

2022年3月、書肆山田から刊行された山崎佳代子の詩集。装幀は扉野良人、装画はカタリーナ・ザリッチ。 目次 お月さん、いくつ 春のこども、鎮魂 祈りの夜 螢となって マブイグミ、沖縄 砲弾池・モノクローム 旅は終わらない みえない水 その家 男と女 アラベ…

アトス、しずかな旅人 山崎佳代子詩集

2008年3月、書肆山田から刊行された山崎佳代子の詩集。装画はヴラディミル・ドゥニッチ。 目次 星の靴 なつなのに光がさむい おやすみなさいのとき 八月、たびだつ朝 彼岸花のころ もういない朝 もはや母の言葉ではなく ザンパノ 道、ひなぎく あなたは故郷…

熊野濱歌 野長瀬正夫詩集

1944年7月、みたみ出版から刊行された野長瀬正夫(1906~1984)の自選詩集。装幀は岡村不二男。著者は奈良県十津川村生まれ。 目次 ・詩集 その一 和州天辻峠 犬吠崎に泊し、わが志を述ぶるの歌 熊野濱歌 吉野十津川郷 點燈 金剛山 吉野朝宮趾 如意輪堂 吉野…

滑車 谷元益男詩集

2016年10月、思潮社から刊行された谷元益男(1951~)の第7詩集。刊行時の著者の住所は宮崎県小林市。 今回の詩集名は、光栄にも第二十四回伊東静雄賞を受賞させて頂いた「滑車」という作品に依った。 この狭い村で、生まれて死んで逝く、多くのいきものの「…

樫の火 荻悦子詩集

2016年7月、思潮社から刊行された荻悦子(1948~)の第6詩集。著者は和歌山県生まれ。 目次 球形の蕾 徴 往還 影絵 なつかしい人 紫 冬の星 比率 双子座流星群 水位 白桃 夏の午後 空の汀 失くしたもの 低く飛ぶ蝶 終わりの夏 樫の火 スープ 家 球花 春の来…

夜ノ果ててのひらにのせ Ghighi 浦歌無子詩集

2017年11月、弦書房から刊行された浦歌無子の第3詩集。装幀・装画・写真は毛利一枝。 目次 第一夜 ギギの出現 第二夜 ミズカキクダサイ 第三夜 キリキリ姉妹 第四夜 ハルナミノナミ 第五夜 ユスラウメ 第六夜 燃える骨 第七夜 メロンソーダ 第八夜 耳を捨て…

ドン・キホーテ異聞 國峰照子詩集

2011年7月、思潮社から刊行された國峰照子(1934~)の第6詩集。装画は藤富保男。著者は高崎市生まれ。 目次 序詞 うなぎ 曲鼠 大曲 エコー 観光案内 葬列 パブリックな庭 ファンレター ライティングデスク 夢魔 星座 門付け 焚火 春さめて 噂の腑分け 藤の…

抒情調律師 雨宮テイコ詩集

1997年4月、竜書房から刊行された雨宮テイコの第3詩集。装画は西村宣造。刊行時の著者の住所は三鷹市下連雀。 目次 スイカズラ 冒険 葡萄 しめじ あなたはわたしに 訪れ まなざし 春 からだと心 愛の姿 夢 歯の痛み 許されて 二本の腕に 恋人 みどりの土地 …

夜の歌 雨宮テイコ詩集

1997年4月、竜書房から刊行された雨宮テイコの第2詩集。写真は市毛實。刊行時の著者の住所は三鷹市下連雀。 目次 月光 樹 闇 雨 夢では 雪 朝 仮面 手 香り 一つ 庭 黒い液 雫 鯨 夜 烏 言葉 花 西日 砂 薔薇の息 薔薇園で 生誕 境域の薔薇 渦 NDLで検索Amaz…

幼き歌 野上彰詩集

1968年7月、アポロン社から刊行された野上彰(1909~1967)の詩集。装画は山本蘭村、撮影は齋藤襄治。別冊「詩人野上彰の思い出」。 目次 ・前奏曲 序 川端康成 1 わたしの心にある三つのものよ 2 忘却の時にあって 3 雨は降る 4 冬の夜ふけ 影法師ひと…

海神のいます処 根本明詩集

2014年5月、思潮社から刊行された根本明(1947~)の第8詩集。装画は岩佐なを。著者は宮崎県生まれ、刊行時の住所は千葉市稲毛区。 毎月、地域の詩の集まりをもつ埋立地の建物からは、黄金色に輝く日没の海を臨む。ポートタワーやキリンクレーンが光に融ける…

オホーツク老人 戸川幸夫

1960年9月20日、新潮社から刊行された戸川幸夫(1912~2004)の短編小説集。装幀は田辺三重松。 目次 氷海の民 オホーツク老人 漂流 支配者 黒い背鰭 政爺と獺 朝日獄の瘤熊 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

森には雨、五月 魚家明子詩集

2006年5月、思潮社から刊行された魚家明子の第2詩集。付録栞は和合亮一「魚家と私たちの海路は波間が知っている」。 目次 海路 個室の眠り COIN で舌を買いに来る RAIN カンダハルまで 2001 傷花 幸福 初夏 美 目覚めてある夜の旅 桜 弓 寺山に ひとり 森 星…

外野席 金井雄二詩集

1997年7月、ふらんす堂から刊行された金井雄二(1959~)の第2詩集。装幀はささめやゆき。刊行時の著者の住所は相模原市。 毎日必ず詩のことを考え、いい詩を書くためにはなんでもしよう、と心に誓って歩いてきた。そして、今夜こそは生涯最高の詩を一篇!と…

オルラモンド異聞 小浜俊郎詩集

1982年6月、国文社から刊行された小浜俊郎(1927~2020)の詩集。刊行時の著者の住所は杉並区下高井戸。 目次 矩形 原景 cante jondo 陰画 頌 オルラモンド異聞 晚夏 追跡 湖 半島 写真 日常 地図 imitatio borgesi anch'io 熟睡 中央山塊 流謫 振子 暴君 曆…

身体論ほか 賀陽亜希子詩集

1999年11月、書肆山田から刊行された賀陽亜希子(1949~)の第3詩集。装幀は吉野史門。 目次 ・青年の徳目 序 初夏 青年の徳目 ・聖餐 (不幸を… (午後の… (「取って… ・身体論 1器官 粗忽な手 連動 髪=体制 目の孤独 裏切りの口 鼻もしくは嗅覚について 訣…

うたつぐみ 山本楡美子詩集

2000年2月、書肆山田から刊行された山本楡美子(1943~2022)の第3詩集。装画は浜田洋子。 目次 ヘラクレスの日 十八莊 急襲 ウタツグミ 水の村 冬の椅子 蜘蛛の家 落葉喬木 手紙 月ののぼるころ 坂道で それからいつもの上水路で ラクダ 家の近くの森と小川…

この家で 中村美智子詩集

2000年5月、思潮社から刊行された中村美智子(1933~)の第2詩集。著者は東京生まれ、刊行時の住所は杉並区上荻。 目次 山手通り 行くところ 睡蓮 上り坂 2病棟二階 カンファレンスルーム 手術前夜 その日の朝に 足の裏 術後一年 となりの席で 冬 黒豆 ドア…

越境 長い四行詩話 四〇篇に聯弾する 木島始詩集

1999年7月、土曜美術社出版販売から刊行された木島始(1928~)の四行詩集。 目次 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 四行連詩作法 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ロシアの恋 1953-1991年 工藤正廣詩集

2001年8月、未知谷から刊行された工藤正廣(1943~)の詩集。装幀は町田純。著者は青森県黒石生まれ、刊行時の職業は北海道大学教授。 目次 Ⅰ 夜の輪読 雨雀――黒石で アップルグリーン――弘前で スターリンの名 夜の輪読――札幌 こどもらの道を Ⅱ πの雀たち 菩…

石川信夫研究 岩崎芳秋

2004年5月、短歌新聞社から刊行された岩崎芳秋による石川信夫(信雄)研究書。 この度「石川信夫研究」を刊行することになりました。 石川信夫が、五十六歳で他界されて四十年にもなろうとしています。私は昭和三十八年二月に師事しましたが、その期間は僅か…

小説作法講話 宮地嘉六

1928年1月、學藝社から刊行された宮地嘉六(1884~1958)の評論集。 小説の作り方と云ふやうな本はこれまで数種世に出てゐるが、本書は私の純粋の経験談である。聊か他の書と異つた暗示を作家志望の青年諸君に與へ得るだらうと思つて、本屋の依頼に感じて書…

新しき神話 岡田三郎

1942年8月、金鈴社から刊行された岡田三郎(1890~1954)の長編小説。装幀は木俣清史。 目次 新しき神話 東京へ 編輯會議 はなびら 虚實 女ごころ 新生 春雪 盛衰記 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索