その他詩集

地の震 絵内義彦詩集

1975年10月、深夜叢書社から刊行された絵内義彦の詩集。装幀は谷川晃一。 目次 魚族 揺れ 食 血 骨 職業 足跡 宵が池 センギョ 嵐のあと 汗 音・それは 蝕 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

信濃の子 東本春水詩集

1946年6月、樹氷詩社から刊行された東本春水(1910~1988)の詩集。著者自装。 目次 序 ・靑い芽靑い空 靑い芽靑い空 八ヶ岳 淺間山四季 入道雲 村の畠 春の原つぱ 山の墨繪 山の月夜 夜の水車 雜木林 ・麥踏み 乳しぼり お田植 ぼやとり 仔牛にのつて 山の…

新しい繃帯 諫川正臣詩集

1994年5月、東京文芸館から刊行された諫川正臣(1930~)の第3詩集。著者は西条市生まれ、刊行時の住所は館山市。 幸いにも二十歳の時に処女詩集『美しい繭』を刊行することが出来、次いで二十五歳で第二詩集『春の仏』を出した時には、今後も五年おきに出し…

元町館 藤原義信詩集

1979年11月、榛の木社から刊行された藤原義信の詩集。装幀は佐野由生。著者は菅原克己主宰サークルPの会員。 藤原さんの詩は平明である。むずかしい言葉や意味は一つもない。これほどむずかしくない詩集は珍しいと言ってもいいくらいで、彼は笑いながら、ど…

清潔な獣 長田典子詩集

2010年10月、砂子屋書房から刊行された長田典子の第4詩集。著者は神奈川県生まれ、刊行時の住所は横浜市青葉区。付録栞は川口晴美「孵される言葉」。 目次 蛇行 また来てね いったいi 7:54 夢の坂道 いったいii カゲロウ 世界の果てでは雨が降っている 湖 モ…

眠れる花 村岡由梨詩集

2021年7月、書肆山田から刊行された村岡由梨(1981~)の詩集。カバー装画は村岡由梨像。カラーは一条美由紀、モノクロは鈴木眠。装幀は亜令。著者は東京生まれの映像作家。 目次 1 イデア ねむの、若くて切実な歌声 くるくる回る、はなの歌 しじみ と りん…

鳥 Gedichte 原口哲也詩集

2004年10月、ミッドナイト・プレスから刊行された原口哲也の詩集。装幀は片山裕。 目次 序詩 Fool on the Hill 夢の中の樹 遥かな影 ゼフィルスの夢を見る <「夏」を主題とした三つの変奏曲〉 α 夏の終わりに β COME RAIN,COME SHINE γ 薔薇色の革命 ナウシ…

黎明のバケツ 平野晴子詩集

2016年2月、洪水企画から刊行された平野晴子(1942~)の詩集。装幀は山本萌。著者は山形県出身。中日詩人会所属。 病を得た夫のことは書きたくなかった。書くまいと思っていた。病名を告げられてから、七年間書けなかった。日常生活のあくせくのなかで書い…

やわらかい帽子 山中従子詩集

2020年9月、思潮社から刊行された山中従子の第5詩集。刊行時の著者の住所は堺市。 目次 ・山の上の博物館 ひかりの庭 他人 わたしは カフェー 極寒の街 靴 山の上の博物館 水溜まりのような 赤いこけし 時間を捨てた星 赤い沼 小石が飛ぶ 午睡Ⅰ 午睡Ⅱ 祭日 …

四季転々 矢本貞幹詩集

1958年10月、私家版として刊行された矢本貞幹(1909~1990)の詩集。著者は岐阜県生まれ、刊行時の職業は関西学院大学教授、住所は大阪市東住吉区。 四十代も暮色が迫ってから最初の詩集を出すということは、懐旧の感傷か酔興だろう。そうだ、まったく自分の…

私は農婦 遠藤益子田園詩集

1951年8月、ともしび社から刊行された遠藤益子の詩集。 目次 Ⅰ 田園の四季 Ⅱ 光を仰いで Ⅲ 子等と共に あとがき 齋藤敏夫 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

空洞伝説 赤山勇詩集

1991年12月、視点社から刊行された赤山勇(1936~)の第5詩集。長篇詩。付録栞は、水落博「空洞の闇の深さ――詩作品としての独自の洗練」、浅井薫「『伝説』にしてはならない」、浄土卓也「いとおしく、切なく」、葵生川玲「時代の今日を正視する」。著者は高…

作品で読む現代詩史 澤正宏 和田博文

1993年3月、白地社から刊行されたアンソロジー詩集。編者は澤正宏(1946~)と和田博文(1954~)。ブックデザインは倉本修。刊行時の編者の職業は、澤は福島大学教育学部助教授、和田は奈良大学文学部助教授。 目次 第一章 前衛詩の時代 神原泰 真昼の市街/…

点景 和田英子詩集

1981年9月、摩耶出版社から刊行された和田英子の第3詩集。第15回小熊秀雄賞受賞作品。刊行時の著者の住所は西宮市。 目次 Ⅰ 挨拶 候鳥 左顏面 金魚 洋裁店にて 白い挨拶状 原皮高騰 十月の終り Ⅱ アジサイの花 一本のネムの木 アカシヤの花 消えた馬 落日の―…

片面 松田研之詩集

1985年6月、手帖社から刊行された松田研之(1932~)の第4詩集。装幀は宮園洋。著者は岡山県笠岡市生まれ、刊行時の住所は笠岡市。 目次 Ⅰ おはなし 食卓 夜のレストランで 犬を飼う男 枝垂れ銀杏 沖縄のことは そのほうがちょっと問題 バスに揺られて Ⅱ 河 …

here 宿久理花子詩集

2020年9月、七月堂から刊行された宿久理花子(1989~)の第2詩集。第71回H氏賞候補作品。著者は大阪府生まれ。 目次 シ、どこでも 地下 生活 こちらはもうすぐ よくある顔 ミスユーパンデミック 人騒がせな あぶない仕事 後日譚 アネクメーネ 丘 週末 春め…

夕暮れ書店 川滝かおり詩集

1991年10月、サンリオから刊行された川滝かおり(=小手鞠るい、1953~)の第3詩集。表紙イラストは奈須田円里、装幀は庄司香乃子。 目次 Ⅰ 十九歳のころ 間奏 信じたいもの 悲しかった 町 十九歳のころ 手紙のいたみ なずな花散る あしたのつぼみ 露のたま…

夜のとばりの烏丸通 山田英子詩集

2006年6月、思潮社から刊行された山田英子の第4詩集。著者は京都市生まれ、刊行時の住所は京都市中京区。近江詩人会会員。 目次 百合の花咲く 花の宵 涸れ井戸 通り庭の井戸 ドラゴン 「空き地」の夜 龍に逢う 土の中で 塔の中へ 家の中の生き物 見知らぬ女 …

雲の生まれるところ 今泉忠芳詩集

1967年12月、思潮社から刊行された今泉忠芳(1934~)の長篇詩集。著者は愛知県生まれ。 ザックをかついで出かける様なときには、一冊のスケッチブックザックの中に入れてゆくことにしている。その用途は雑記メモで、スケッチも時にはあるが、主として行程記…

地球詩集 第2集 1955年版

1955年11月、地球社から刊行されたアンソロジー詩集。カバーは嶋岡晨、扉絵は豊福知徳。 目次 Ⅰ 作品 森から來た 丸山豊 接近 森から来た 稲妻 火の記憶 木下夕爾 冬の噴水 SHANSON D'AMOUR 死者 遠い眺め 座席 稲妻 倒れる樹 火の記憶 渦の中の小さな歌 緒…

國民詩 第二輯

1943年3月、第一書房から刊行されたアンソロジー詩集。編集は中山省三郎。 目次 高原 田中克己 藍に五體を染めて 島崎曙海 W參謀に 山本和夫 生活の簡素 藤原定 北の國境 加藤愛夫 故郷の歌 佐川英三 大いなる朝 岩本修藏 歌はぬビツケル 尾崎喜八 戰爭 竹村…

國民詩 第一輯

1942年6月、第一書房から刊行されたアンソロジー詩集。編集は中山省三郎。画像は裸本。 目次 赤道祭 河井醉茗 兒の骨を葬りて 川路柳虹 ある工場にての作 佐藤惣之助 雪霽れの軒に立つて 百田宗治 幼年 田中冬二 わが眼 竹中郁 二つの朗讀詩 近藤東 息子 村…

祈りの音楽で起こされた 小川ゆめ詩集

1991年12月、白地社から刊行された小川ゆめの第2詩集。装幀は杉野諒。付録栞は細川周平「ハイビスカスと豆腐」。新鋭詩叢書13。 目次 ・アジアの河を下ると 遊ぶのが好きなカイコーさん 人だかりの方角 北京の秋'89 豆腐 スコール 占星術 ・遠回りの線に乗り…

大阪戦後詩史年表 福中都生子編

1996年8月、平和問題研究会(証言)発行所・ひまわり書房から刊行された大阪戦後詩年表。編集は福中都生子(1928~2008)、編集協力は平原比呂子、神田さよ。 目次に代えて 一、本年表は、一九四五年八月十五日以後一九九五年十二月末までの五十年間の詩活動…

夜光時計 小池鈴江詩集

1959年4月、詩火社から刊行された小池鈴江の第2詩集。刊行時の著者の住所は浜松市成子町。 詩集「夜光時計」は私の第二詩集で、「出さない手紙」刊行後に「詩洋」「詩火」等の詩誌、新聞に発表したものをまとめた。題名の「夜光時計」は作品にそぐわぬもので…

魔女の舞 佐原操詩集

1951年、私家版として刊行された佐原操の遺稿詩集。佐原六郎(1895-1988)の妻。 目次 序 佐原六郎 一 夜 二 夢 三 春 四 与作 五 歯痛 六 乙女故に 七 たそがるゝ 八 躍る 九 晴れたる朝に 一〇 蕪言 一一 風よ 一二 暴風 一三 月 一四 眞晝 一五 有島武郎…

無言の唄 冨倉まり繪子詩集

1975年6月、現幻社から刊行された冨倉まり繪子の詩集。装幀は西出大三。 未熟でもすがるものが残っていた二十代とは意味が違うのですが、再び「作品集」をという思いにかられました。 「このなかには私がいる。」 あきもせずにこんな稚拙な詩を書いてきたも…

赤土になる妹 土屋二三男詩集

1969年7月、若い人社文学会から刊行された土屋二三男(1913~1992)の第2詩集。帯文は田中冬二、装画は有賀完次。若い人叢書4。著者は長野県須坂市生まれ、刊行時の住所は中野区。 目次 霧 旧道 馬の墓 歩行の症状 一匙のミルクを 台風北上 家 故園にて 赤土…

現代の乞食 島田勇詩集

1974年12月、土曜美術社から刊行された島田勇(1937~)の第2詩集。装幀は吉見敏治。著者は長崎県島原生まれの私鉄詩人。刊行時の住所は横浜市中区。 目次 序 小さな檻を脱して 上村肇 ・序詩 鴉 ・牛の章 梨の花 帰郷 夜ふけの食卓 うしを洗う 晩夏 晩秋飛…

折鶴 内藤文夫詩集

1979年10月、伝言社から刊行された内藤文夫(1948~)の詩集。装画は保土田晴一。著者は岐阜県生まれ、刊行時の住所は羽島郡笠松町。 目次 Ⅰ 鬼 桜桃 弱法師 宿禰 晩夏 What is time ホワイト・プレーン ロスト・プレーン 飛翔 ねむられぬ夜に Ⅱ ひつじ 春 …