1991年10月、サンリオから刊行された川滝かおり(=小手鞠るい、1953~)の第3詩集。表紙イラストは奈須田円里、装幀は庄司香乃子。
目次
Ⅰ 十九歳のころ
- 間奏
- 信じたいもの
- 悲しかった
- 町
- 十九歳のころ
- 手紙のいたみ
- なずな花散る
- あしたのつぼみ
- 露のたまの優しさ
- 冬の器
- 心をこめて待つ
- 扉
Ⅱ 降りやむな、雨
- 坂を越えて☆
- あなたの海には、桟橋がない
- 坂道
- 時の壁
- 雨のささやき
- 愛してはいけない
- 七色のペンダント
- かつて、わたしも
- 京都琵琶湖線
- 夜の電車
- 菜の花街道
- 言葉だけが
Ⅲ 水瓶座
- 宇宙のなかで
- あなたはわたしに詩を書かせない
- 水瓶座
- 空港までのフリーウェイ
- 愛が似合う人
- 五歳の写真
- バス停の少年
- 北の海岸
- あなたの耳に
- 貝殼
Ⅳ 旅の朝
- 海に着いたのは、夜
- 旅の朝
- 河を渡って
- 忘れられない雨が
- ジンジャーの香る町
- 旅の日記
- 滲んだ人々
- 巡りくる
- 写真集の青空
Ⅴ 愛は編み込んでゆくものだから
- 私に、もうそんな美しさは
- 薔薇のような、愛のような
- 返事
- 思い出にしてはいけない
- 夕暮れ書店
- 真夜中の幸福
- あなたの話
- 物語
- 愛は編み込んでゆくものだから
- 愛は 愛は 愛は
- 愛し合う
あとがき
秘められた情熱 やなせ・たかし