2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

覚書*ポエジイ 進一男

1999年9月、私家版として刊行された進一男の覚書集。 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ら・まんま 小山弓詩集

1988年4月、思潮社から刊行された小山弓の第3詩集。装画はレオナルド・ダ・ビンチ。 目次 家 故郷 家族 円環 断絶 血族 約束 団欒 連環 訣別 反芻 あとがき 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

地球時計の瞑想 高野公彦

1989年9月、雁書館から刊行された歌人・高野公彦の評論集。雁叢書18。写真は著者。題字は上原しげ子。 目次 出逢ひの前に 天の自然詠、地の風景詠 こひねがふ国御座なく候 わが家の秘密 詩中異片について 明確な表現にある謎 表現者覚え書 言語の組織者 大晦…

純愛症候群 小山弓詩集

1984年2月、思潮社から刊行された小山弓の第2詩集。装画は原科一枝。 目次 Ⅰ 男たちのバラード 親離れの放火魔のバラード 恋のさまよい人痴漢のバラード 色魔と呼ばれた教師のバラード 永遠の警官のバラード 迷子のボクサーのバラード 夢追い疲れたチャンピ…

遊動視点――くらしとことば 吉野弘

1981年1月、思潮社から刊行された吉野弘の評論集。装画はながたはるみ。 目次 Ⅰ 初心所望 夢二題 中年寂零 愛する 紐 鉄と錆 力と神さま 弱さを自ら認めれば 沈丁華の匂い 「二月」の詩 蚕と繭 樹木 闇と花 雀・鳩 蛾・甲虫 時候・御中 潮騒・街騒・?騒 蜜…

奇譚集 池田はるみ歌集

1991年6月、六法出版社から刊行された池田はるみの第1詩集。装幀はコスギ・ヤエ。付録栞は岡井隆、秋山律子、小池純代による鼎談。 目次 Ⅰ むすび松 つたひ松 うれひ松 あそび松 つどひ松 さち松 老い松 Ⅱ 東南亜細亜奇譚 春秋奇譚 桃と山姥 三輪 民話的遁走…

ガラスの蜂 エルンスト・ユンガー/阿部重夫・谷本愼介

2019年12月、田畑書店から刊行されたエルンスト・ユンガーの長編小説。翻訳は阿部重夫と谷本愼介。カバーはでんこ、装幀は長谷川周平。 目次 ガラスの蜂 訳註 訳者解説 ドローンはSeyn(存在)の羽音を鳴らす NDLで検索Amazonで検索

魔界 上杉浩子詩集

1979年11月、母岩社から刊行された上杉浩子(1938~)の第4詩集。 『魔界』の構想は、金子光晴先生が昭和四十八年の初夏、西荻窪で色紙の展覧会をなさったころ、すでに考えていて、展覧会を見に行った帰りに、内容を少しお話した記憶がある。 魔界というのは…

純粋言語論 瀬尾育生

2012年7月、五柳書院から刊行された瀬尾育生の評論集。装幀は東幸央、カバー作品は鷲見和紀郎、撮影は山本糾。 目次 純粋言語論 山村暮鳥と萩原朔太郎 満州からハートランドへ 戦争詩論以後 伝道者ディラン ハイデガー「言語」試訳と註 あとがき NDLで検索Am…

草の粥 菊池敏子詩集

1991年12月、思潮社から刊行された菊池敏子(1936~)の第5詩集。カバー絵は酒井抱一「夏秋草図」より。 目次 Ⅰ 人に 名前 還るさくら 匂い 芳名帖 若夏の魚 還る湖 蜜月サラダ かぜ Ⅱ 母に 初もの 母の秋 草の粥 漬け塩 医師の修辞 あさってのメロン Ⅲ 花に…

眠り猫 相場きぬ子詩集

1980年11月、ワニ・プロダクションから刊行された相場きぬ子の第2詩集。 目次 パート1 パート2 パート3 パート4 パート5 パート6 パート7 パート8 パート9 パート10 パート11 パート12 パート13 パート14 パート15 パート16 パート17 日本の古本屋で検索ヤフ…

異彩 宮下和子詩集

1992年9月、紫陽社から刊行された宮下和子の第2詩集。装幀は板垣光弘。 目次 靄 映画より映画のように 水の中のプール 異彩 あわあわと地表が 桁 蓮花浮水形 空模様心模様 像のマチエール カリボン (cage) セミレチエ 旅の静止に身を寄せて 共生 漆 空の網…

笑い鶏 相場きぬ子詩集

1979年6月、ワニ・プロダクションから刊行された相場きぬ子の第1詩集。 目次 Ⅰ 線香花火 笑い鶏 ブランコ乗り ブランコ乗り パート2 ソ・ダンソ・サンバ 虫歯 砂の足、風の足 不幸の窓際に Ⅱ <ヒース!>と叫ぶあの場面 一九七七年度の無神論者たち 雨模様 …

碧空 宮下和子詩集

1989年10月、紫陽社から刊行された宮下和子(1958~)の第1詩集。装幀は芦澤泰偉。 目次 記録係 日用品 碧空 マダム・ケイ イン&ヤンを着て 夜へ 更に更に 病棟・渋谷アパート 鏡をわすれて パッセージの光景 もめんや 感応 透きとおり 透きとおる 劇を案じ…

夜の聲 藤田文江詩集

1991年3月、藤田文江詩集「夜の聲」復刊委員会から復刻された藤田文江の詩集。カバー絵は片山昭弘。 言ふまでもなく私の詩は内的必然の結果として生れた。それ故私は自分の作品が生活内容の純粋な感覺的表現であるといふ事に就いて聊かの矜をもつものである…

だからって 弓田弓子詩集

1993年1月、横浜詩人会から刊行された弓田弓子(1939~)の第13詩集。 目次 やい、人間 ふみきり わーんわーん カタツムリ人 舌 いたむ 婆 霊的 午前二時五分前 フフ。 親子連れ 死に行くたまごは だからって Mさんから電話があった日 やがて森が無くなり指…

姉(シーコ)の海 谷合吉重詩集

2017年9月、思潮社から刊行された谷合吉重の第2詩集。装幀は稲川方人。付録栞は吉田文憲「詩的彷徨の核心へ」。長編詩のため目次無し。 NDLで検索Amazonで検索

宇宙の寝室 弓田弓子詩集

1991年8月、ワニ・プロダクションから刊行された弓田弓子(1939~)の第12詩集。 目次 虫の生殖が終わった日 病床 愛猫 地上に 私は鼠さ Cについて 蜘蛛手 からだが 恐竜 スキャンダル犬 鱗 へびへびびびびび 死骸 落下 死産 田園より 匙 夢の掌 海浜レスト…

難波田 谷合吉重詩集

2010年7月、思潮社から刊行された谷合吉重の第1詩集。装幀は稲川方人。 目次 まだ、ここら辺りが海だった寒流時代 ゆきずりの子は 鳥という文字を見つめる 物語との緊張のあわいで 秋を糺し、冬を問う 圧してくるものがある 葉の田んぼ道からの帰り 若いよし…

大連 弓田弓子詩集

1988年12月、ワニ・プロダクションから刊行された弓田弓子の第11詩集。第39回H氏賞候補作品。第22回小熊秀雄受賞作品。 私が大連(現在の中華人民共和国大旅市)にいたのは、昭和十四年初夏から昭和二十二年一月迄でした。零歳から八歳の私の記憶は当時の身…

耳海岸 馬場駿吉句集

2006年4月、書肆山田から刊行された馬場駿吉の第5句集。装画は加納光於、装幀は菊地信義。 目次 夢の餘白 一九八四――八八年 死海背泳 一九八九――九三年 蔓の惑亂 一九九四――九五年 低唱 一九九六――九九年 耳海岸 二〇〇〇――〇一年 幻視の博物誌 二〇〇一年 …

弓田弓子詩集 弓田弓子

1988年10月、近文社から刊行された弓田弓子(1939~)の第10詩集。日本詩人叢書71。 目次 北の病室 悪い月 父・物語 焼けない 上海の子犬 大田区馬込町で ベレー帽 廊下 菜園 背広は、 握手 最後の言葉 草 弔事 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

おおきな一枚の布 服部誕詩集

2016年8月、書肆山田から刊行された服部誕(はっとり・はじめ)の第3詩集。装幀は亜令。 冷徹なリアリズムと奇怪な幻想を携えて、作者は突然現れて、私たち詩仲間を驚かせた。サラリーマン生活者の苦い酒と家族の肖像が正しく刺繍されている一枚の大きな布。…

火傷 弓田弓子詩集

1985年3月、近文社から刊行された弓田弓子(1939~)の第7詩集。 目次 芽 四月 恐竜 細胞 乗客 あの、バタリバタリ 午前十時三〇分 ともらい 北 煙突 悔やむ 水 夕焼け とじまり 友人 火傷 死因 花 一九八二年四月三十日 宝石 買物 梅 亡魂 いのち 魚 観察 …

時の娘 荻悦子詩集

1983年11月、七月堂から刊行された荻悦子の第1詩集。 詩を読む――と簡単にいいますが、それは決して簡単な作業ではありません。たいていの人は、いわゆる〈お歯に合う〉もの以外は読もうとしません。むろん、それはそれで別段わるいとはいえず、むしろ、無意…

象牙の里 弓田弓子詩集

1983年4月、横浜詩人会から刊行された弓田弓子(1939~)の第6詩集。装幀は堀場貞男。 昨年母を亡くしたせいでしょうか、近頃、死後の世界の有無について考えることがあります。毎晩、茶の間でいっしょにテレビを観ていた人の、肉体だけが消えているのですか…

仮の約束 多田尋子

1994年6月、講談社から刊行された多田尋子(1932~)の短編小説集。装幀は望月通陽。 目次 巣ごもり そんな関係 仮の約束 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

秘密 多田尋子

1993年3月、講談社から刊行された多田尋子(1932~)の短編小説集。装画は脇田和、装幀は中島かほる。「毀れた絵具箱」は第106回芥川賞候補作品。 目次 毀れた絵具箱 遠い華燭 雑踏 秘密 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

体温 多田尋子

1992年3月、講談社から刊行された多田尋子(1932~)の短編小説集。装画は島田鮎子、装幀は中島かほる。「体温」は第105回芥川賞候補作品。 多田尋子氏の「体温」に強く惹かれた。ここには、八年前に夫を失ってから孤闇を守りつづけている三十も半ばを過ぎた…

臆病な成就 多田尋子

1990年8月、福武書店から刊行された多田尋子(1932~)の短編小説集。写真は瀬尾明男、装幀は菊地信義。「白蛇の家」は第102回芥川賞候補作品。 この小説から読者は明らかにいまの現実感、そういうほかない、奇妙なリアリティーを受けとる。その理由はたぶん…