1984年2月、思潮社から刊行された小山弓の第2詩集。装画は原科一枝。
目次
Ⅰ 男たちのバラード
- 親離れの放火魔のバラード
- 恋のさまよい人痴漢のバラード
- 色魔と呼ばれた教師のバラード
- 永遠の警官のバラード
- 迷子のボクサーのバラード
- 夢追い疲れたチャンピオンのバラード
- 環状線の間男のバラード
- やむを得ず誠実なガードマンのバラード
- 愛のセールスマンのバラード
- やぶにらみの医者のバラード
- 心は洗えなかった洗濯屋のバラード
- 夢見る浮浪者のバラード
- 花火をするおかまのバラード
- さみしい人攫いのバラード
- つめる指ないやくざのバラード
Ⅱ 女たちのバラード
- 幻の翼持つ小娘のバラード
- 花になった体操選手のバラード
- 恋した綱わたりの少女のバラード
- 囚われの踊り子のバラード
- 笑いじょうごの娼婦のバラード
- バスタブに身を投げたトルコ嬢のバラード
- 死を弄ぶ看護婦のバラード
- 嘘つきな手相見のバラード
- 未練たっぷりな女のバラード
- 聖なる子殺しの母のバラード
- 斜面の狂女のバラード
- 病む女のバラード
- 心ならずも魔女のバラード
- 貞淑と言われる人妻のバラード
- 音楽が聴けない大年増のバラード
あとがき めいて