1990年8月、葦書房から刊行された森崎和江(1927~2022)のエッセイ集。装幀は毛利一枝。
目次
双面の鬼女
Ⅰ
- 生活童話
- 時間をついばむ鳥のように
- 死者をも生かせる社会
- 茄子
- 母のこと
- 光の少女
- 教育の原点での自己と他者
- 若者とインドといのち
- 産むことをめぐって
- 産むことについて
Ⅱ
- 住むところ
- 早春の月と太陽
- マリア様の島
- 客間の肖像写真
- なじみの食卓
- 地底の神と私
- やさしさを教えてくれた女たち
- ノン・フィクションとしての民話
Ⅲ
- 詩を書きはじめた頃
- 今、新しい視点のときに
- 一度みた学校
- 海を渡った女たち
- 地球村のびっくり子ども
- 戦中派の自戒は語るに重すぎる
- すべての人が生きたがっている
- つらい事件の中で
- 昭和を読む
Ⅳ
- 白い帯
- 移住者の感性を越えるもの
- 日本語とのつきあい
- 「アジア」を見据えて
- ふとした一面
- ヤマの男の魂に触れる 対
- 父性の輝き
あとがきにかえて