1991年12月、思潮社から刊行された山口真理子の第2詩集。装幀は芦澤泰偉。附録栞は辻征夫「川のある街」。野沢啓「あざやかな変貌――山口真理子の新詩集『そして 川』をめぐって」。
目次
Ⅰ
- 川。辻征夫さんの葉書のごへんじ
- そして、川。ここで暮しているってことは
- そして、川。かの子かの子おかもとかの子
- そして、川。わたくしの川は閉じます
- そして、川。いくつもの川を渡ってお訪ね申します
- そして、川。ふゆの川はひっそりとして
Ⅱ
- ガルボの帽子
- 高橋誠さんの「雀」
- 熊
- わたくしの花は……
- そんな一日
- 胃袋の散歩
- 「異性」の考察
- わたくしの衣装
- わたくしのおっぱい 猫
- 横浜ベイ・サイド・クラブ
- 仕事
Ⅲ
- 儀礼的な さよならのあいさつのために
あとがき