1931年10月、水甕社から刊行された石井直三郎(1890~1936)の歌集。水甕叢書第12篇。著者は岡山県小田郡矢掛町生まれ。
目次
・大正十四年
- 大和にて(五首)
- 木蓮(四首)
- 病院にて(二首)
- 鳩鳥(九首)
・大正十三年
- 兄の女死せる時その寫眞に (四首)
- 夢後(三首)
・大正十二年
- 春淺し(三首)
- 妻子を故郷にやりて(三首)
・大正十年
- 美濃虎溪山(四首)
- 原首相を悼む (三首)
- 兒病みて (三首)
・大正九年
- こころ(五首)
- 曇り空(三首)
- 病みて(二首)
- 櫻 (二首 )
- 兄の病(二首)
・大正八年
- 富津海岸(四首)
- ひなをとめの死 (十首)
- 竹の風(二首)
- 弟をうしなひて (三首)
- 秋思 (三首)
・大正七年
- 田園秋情 (六首)
- ちまたの風(三首)
- 日照雨(一首)
- 病間(四首)
- 春の風(二首)
- 夜霧(三首)
- 伊豆にて(二首)
- 相模野(一首)
- 淺間山麓(七首)
- 江の島(二首)
- 野分(三首)
- 時雨(一首)
- 初冬 (一首)
・大正六年
- 草原の馬(四首)
- 草山(三首)
- 夕潮(一首)
- 屋根の草 (三首)
- 伯耆境(五首)
・大正五年
- 椎の葉(二首)
- 山の時雨(二首)
・大正四年
- 雲のながれ(二首)
- 竹守の歌(六首)
- 春の雪(一首)
- 追憶(一首 )
- 野火(二首)