2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

和紙 東野辺薫作品集

1971年12月、五月書房から刊行された東野辺薫(1902~1962)の短編小説集。表題作は第18回芥川賞受賞作品。 目次 人生退場 国士 和紙 年譜解説 安斎宗司 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

星への旅 吉村昭

1966年8月、筑摩書房から刊行された吉村昭(1927~2006)の短編小説集。装画は高木雅章。 目次 星への旅 石の微笑 鷺 煉瓦塀 少女架刑 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

新遊侠伝 火野葦平

1950年11月、ジープ社から刊行された火野葦平(1907~1960)の長編小説。 このとぼけたやくざの物語『新遊侠傳』を、父の靈のまえにささげたい。この作品のなかには多かれ少かれ、よかれ悪しかれ、父の面影がいろいろな形であらわれているし、父る私のかくも…

ふりつづく砂の夜に 長沢哲夫詩集

2004年3月、私家版として刊行された長沢哲夫(1941~)の詩集。表紙は岸井千、ロゴデザインは萩原哲夫、編集はさいとういんこと山路和広。 目次 一秒の死を歩きながら 宮内勝典 しお風 ふりつづく砂の夜に 雨のあとで 夏の夜に 海に眠る 何でもない ほおずき…

ハドソン河畔の男 下村康臣詩集

2002年11月、ワニ・プロダクションから刊行された下村康臣(1944~2000)の第7詩集。 目次 雨 初夏 捜索の日 ハドソン河畔の男 映画の終り 腐敗する鳥 雪の場所 ゴムと石 プリントされたもの 乾期 泣く言葉 狂気の愛 マリオ ロートレアモンの歩行 トウォネラ…

青春 チリコフ 岡田八千代

1941年4月、時代社から刊行されたチリコフの長編小説。翻訳は岡田八千代。装幀は藤田嗣治。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

女の見た夢 松田解子

1941年5月、興亜文化協会から刊行された松田解子(1905~2004)の長編小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

三椏の花 森沢友日子

2014年3月、オリオンから刊行された森沢友日子の散文集。 正直で飾らない森沢さんの文章は、いわばすっぴんの彼女の心と顔をいささかも隠さずに見せるから、今どきの本の商売の文章しか読んだことのない人には、別種の印象と感動をあたえるとぼくは思う。 日…

詩選集 樹木と果実 第一集

1956年8月、五味書店から刊行されたアンソロジー この詩集は「樹木と果実」を舞台として活動している若い詩人の共同詩集である。 「詩のサークル運動が盛んになつてきたある時期に、詩は誰にでも書けるといつた人があつた。わたしはある意味ではその説を肯定…

日本未来派詩集 1959年版

1959年5月、近藤書店から刊行された日本未来派のアンソロジー詩集。編集代表者は上林猷夫と土橋治重。装幀は勝呂忠。 目次 小野十三郎 リンゴの血 このはずくの目の中 夏山 小池亮夫 蝶よ花よ 倉地宏光 一枚の手 安藤一郎 旅人 青い幽霊 山内龍 夜の起請 港…

風の便り 小山清

2021年3月、夏葉社から刊行された小山清(1911~1965)の随筆集。装画は高橋和枝、装幀は櫻井久。 目次 夕張の友に 春 矢車の花 動物園にて 私について 浅草 能率係 その頃のこと 風の便り 美穂によせて 再び美穂によせて NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋…

橋・おらんだ人形 池谷信三郎

1927年9月、改造社から刊行された池谷信三郎(1900~1933)の創作集。挿画は村山知義、書は川端康成。 目次 Ⅰ 三月卅二日。(一幕) 獨り。(二幕) 首。(一幕) 歸りを待つ人々。(一幕) 歸つて來た噂。(一幕) おらんだ人形。(一幕) Ⅱ 街に笑ふ。 まいとん。 黃昏…

夢候よ 鈴鹿俊子

1992年3月、博文館新社から刊行された鈴鹿俊子(1909~2008)の随筆集。題字は斎藤眞成。 目次 西行と川田順 白峯にて 北欧の昭和天皇 ウィンザー公 硯のこと・他 茂吉先生と順 秋篠寺 九鬼周造博士寸描 無極先生の思い出 白鳥の文学碑 二十四世觀世左近像 …

そしてすぐに夕暮れが 釜山健詩集

1980年10月、思潮社から刊行された釜山健(1938~)の第1詩集。装幀は曽根元吉。 目次 そしてすぐに夕暮れが 花粉 日だまり 童謡 岬 道化師たち 山火事 巣のない小鳥たち 赤い月 マノレーテの死 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

田園エツセイ 木村荘太

1938年7月、黄河書院から刊行された木村荘太(1889~1950)の随筆集。装幀は宮崎丈二。 目次 Ⅰ 錐鳩の記 北國の烏 野の生物 鳥獸談 雜興記 鳥 獸 Ⅱ 花三十八題 日本の花 夏の隨筆 Ⅲ 農に生きる日の感慨 新勸農詞 IIII 覺え書 敎育途上 巢立ちの記 伯母の夢 …

一つの歌を 速水龍夫

1959年4月、東都書房から刊行された速水龍雄(1922~)の長編小説。装幀は堀文子。著者は東京生まれ、刊行時の職業は教師。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

露西亜文学手帖 中山省三郎

1943年10月、生活社から刊行された中山省三郎(1904~1947)の評論集。 目次 プゥシキンの生涯 ピョートル大帝の黒奴 ゴォゴリの風貌 ツルゲェネフの生涯と作品 父と子 ゲェテ型、シルレル型 「あひびき」以前 ドストイェフスキイ遺族 ドストイェフスキイの…

陽気な地獄 火野葦平

1948年2月、新文藝社から刊行された火野葦平(1907~1960)の長編小説。装幀挿画は寺田竹雄。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

神の涙 三十三人詩集

1994年12月、日本キリスト教詩人会から刊行されたアンソロジー詩集。装幀は熊谷博人。 目次 第一部 山村暮鳥 キリストに与へる詩 八木重吉 私の詩 大江満雄 長崎 江口棒一 ある冠のうたえる 鷲巣繁男 ユダ・イスカリオテの祈り 石原吉郎 葬式列車 志樹逸馬 …

文学ノート 徳永直

1950年9月、飯塚書店から刊行された徳永直(1899~1958)の評論集。 目次 ・小說の土台 一、何を、どう描くかという問題 二、創作と実践 三、讀者をつくり讀者にまなぶ運動 ・技術について 四、小說藝術の普辺性 五、日記と心のレンズ 六、読む勉強 七、書く…

愛情はふる星のごとく 尾崎秀実

1946年9月、世界評論社から刊行された尾崎秀実(1901~1944)の獄中書簡。 目次 第一部 (昭和十六年十一月七日―同十二月一日) 第二部 (昭和十七年二月十三日―同十二月十八日) 第三部 (昭和十八年一月四日―同十二月二十一日) 第四部 (昭和十九年一月十…

季節 尾崎昭美詩集

1971年4月、思潮社から刊行された尾崎昭美(1933~)の第1詩集。著者は杉並区生まれ、刊行時の職業は愛知大学職員。 尾崎さんと初めて会ったのは、昭和四十一年四月、尾崎さんが愛知大学に赴任してこられたときで、私はその二年まえからそこにいた。だから結…

ふるさとの料理 伊藤永之介ほか

1955年9月、中央公論社から刊行された料理随筆集。表紙は恩地孝四郎、カバーは深澤紅子。 目次 東京のお惣菜 石川欣一 涼菜 石川桂郎 わが越後料理 石黒敬七 ショッツル 伊藤永之介 海の味・山の味 猪熊ふみ子 大阪の惣菜料理 宇井無愁 鮎の石焼きなど 江上…

望郷 池谷信三郎

1925年10月、新潮社から刊行された池谷信三郎(1900~1933)の長編小説。装幀は村山知義。「時事新報」の懸賞小説。 目次 序 菊池寛序 久米正雄 序曲 緩徐調 間奏曲 急速調 終曲 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

冬木康遺稿詩文集成 冬木康

2000年10月、セコイア社から刊行された冬木康の遺稿集。編纂は同刊行会。メンバーは右原尨、日高てる、吉川仁、松本建彦、長津功三郎。付録栞は、長谷川龍生「唖然と眺めていた」、大崎二郎「硬骨の抒情」。冬木は爐書房社主。 目次 第一部 詩 詩集 竹の中 …

雨言葉 暮尾淳詩集

2003年5月、思潮社から刊行された暮尾淳(1939~2020)の第4詩集。付録栞は飯島耕一「道化の唄」、堀切直人「酔いどれ痴愚」。版画は司修。 八年ぶりに詩集を出す気になったのは、去年八月三日九十五歳で伊藤信吉さんが亡くなったからである。わたしが詩を活…

近代劇全集 第三十九巻 英吉利篇 松村みね子他

1930年12月、第一書房から刊行された英国戯曲集。翻訳者は野上豊一郎、松村みね子、坪内逍遥。 目次 ショー 聖ジヨン(六場竝エピログ) 野上豊一郎訳 ショー アンドロクルスと獅子(序曲竝二幕) 松村みね子訳 ショー 運命の人(小曲) 松村みね子訳 ショー…

神戸の詩人たち 戦後詩集成 君本昌久・安水稔和編

1984年7月、神戸新聞出版センターから刊行された神戸詩人アンソロジー。編者は君本昌久と安水稔和。 『一〇〇年の詩集――兵庫・神戸・詩人の歩み』が蜘蛛編集グループ(中村隆・君本昌久・伊勢田史郎・安水稔和)によって刊行されたのは一九六七年(昭和四十二年…

紅茶キノコによせる恋唄 暮尾淳詩集

1994年7月、青蛾書房から刊行された暮尾淳(1939~2020)の第3詩集。装幀は石川勝。著者は札幌市生まれ、刊行時の住所は中野区新井。 わたしは、どうやら自分の精神の安定のために詩を書いているようだ。酒でもよいのだろうが、最近はひどく疲れてしまう。 …

陽射しのかげ 森沢友日子詩集

1996年12月、雪豹社から刊行された森沢友日子の第4詩集。 目次 空 駅 家出 生涯 通せんぼ 観客席で座っていた 小鳥 生命 夏の子供 刑務所の道 迷子 庭の隅 絵の時間 日曜日 感傷 飴 境界 やさしい景色 共生 足の裏のおじぎ 一生の袋 うまいこんにゃく 仲よし…