2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

チョゴリの乙女 加島圭子句集

1987年12月、ふらんす堂から刊行された加島圭子の句集。 目次 首飾り S52~53 絵空事 S56~58 枇杷の種 S59~61 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

往還の記 日本の古典に思う 竹西寛子

1964年9月、筑摩書房から刊行された竹西寛子(1929~)の評論集。第4回田村俊子賞受賞作品。著者は広島市皆実町生まれ、1962年まで筑摩書房勤務。 目次 ・往還の記 その一 「竹取物語」と「なよたけ」 羽衣とあんなあな 古物語の解体 作者の存在証明としての…

夏の花 原民喜

1949年2月、能楽書林から刊行された原民喜(1905~1951)の第1小説集。ざくろ文庫5。 目次 夏の花 廢墟から 壞滅の序曲 小さな村 昔の店 氷花 詩 エツセイ 後記 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

四角いまま 武内健二郎詩集

2019年12月、ミッドナイト・プレスから刊行された武内健二郎(1950~)の第1詩集。インスタレーションは「亜空間」(窪田順)、装幀は大原信泉。著者は兵庫県佐用郡生まれ、刊行時の住所は神戸市東灘区。 身体が、何かに気づいて、何に気づいたのかわからぬ…

受難の藝術 徳田一穂

1941年9月、豊國社から刊行された徳田一穂(1903~1981)の随筆集。画像は裸本(カバー有り)。 目次 ・感想・随筆 女性に映る自己の姿 現實の中の「私」 混亂の深さ 都會生活と文學 風土と文學 藝術性と娯樂性 アリア 人間好き わが獨白 感想 日本三文オペ…

大陸の村つくり 丸山義二

1941年7月、興亜日本社から刊行された丸山義二(1903~1979)の旅行記。写真は松崎不二男。 目次 「大陸の村つくり」に寄せて 有馬賴寧 開墾の詩 大陸の記念碑 佳木斯の夜 小興安嶺を往く 北斗七星 滿人部落 三股流庄内鄕 農は人をつくる 吹雪く國境 南朝陽…

春のいそぎ 伊東静雄詩集

1943年10月、弘文堂書房から刊行された伊東静雄(1906~1953)の詩集。 目次 わがうたさへや かの旅 那智 久住の歌 秋の海 述懷 なれとわれ 海戰想望 つはものの祈 送別 春の雪 大詔 菊を想ふ 淀の河邊 九月七日・月明 第一日 七月二日・初蝉 なかぞらのいづ…

女流作家小説集

1948年12月、毎日新聞社から刊行された女性作家アンソロジー。装幀は谺伊之助 目次 露のいのち 平林たい子 夢のかけはし 北畠八穗 不貞 大原富枝 きれいな眼 眞杉静枝 高潮 大谷藤子 崖を這ふ人々 池田みち子 いけにえ 松田解子 聖母子像 中里恒子 NDLで検索…

出雲・石見 田畑修一郎

1943年8月、小山書店から刊行された田畑修一郎(1903~1943)による随筆集。新風土記叢書第4編。 目次 まへがき 出雲 一 水と空と雲 二 出雲的なもの 三 松江の町 四 松平不昧公 五 出雲の人物 六 出雲鐵と安來節 石見 一 石見の歌 二 石見の文化化的要素 三…

三雄詩集 則武三雄詩集

1984年6月、北荘文庫から刊行された則武三雄(1909~1990)の自選詩集。和紙は岩野平三郎。 片々たる詩集をかき、それぐらいの生涯。 五十年、後の読者に期待したりしたが、稿料を考えたりしない製品。それに救われただろうか。 一巻の本のあとに解説を載す…

倚りかからず 茨木のり子詩集

1999年10月、筑摩書房から刊行された茨木のり子(1926~2006)の第10詩集。挿画は高瀬省三。 目次 木は旅が好き 鶴 あのひとの棲(す)む国 鄙(ひな)ぶりの唄 疎開児童も お休みどころ 店の名 時代おくれ 倚(よ)りかからず 笑う能力 ピカソのぎょろ目 苦…

大いなる樹木 永瀬清子詩集

1947年4月、櫻井書店から刊行された永瀬清子(1906~1995)の第4詩集。装幀は三岸節子。 この詩集を日本の若い人々に捧げたいと思ひます。 これらの詩は前著「諸國の天女」を出したあと、昭和十五年から現在昭和二十一年夏までにかられた作品の中から選びま…

未刊薬用植物図譜・古本屋日記 伊吹ふみ子

1992年3月、一光社から刊行された伊吹ふみ子の随筆集。挿絵は伊吹澄子。著者は三茶書房店主夫人。 目次 序 内山みち子 Ⅰ 母の青春 失われたふるさと 正一位子生稲荷大明神 父を想う 葉ざくら イカリ草 再婚 未刊薬用植物図譜 子どもの名前 地蔵岳の子育て地…

愚かしい饗宴 松田解子

1940年6月、白水社から刊行された松田解子(1905~2004)の短編小説集。 永いあひだ創作の筆のすすまない時期を私は持つた。そして最近漸くまた書けだしたのである。世相への凝視、生活意慾の展開に沈默の時期は用ひられたのであつたが、書きだしてゐる今は…

幽界より 小林茂詩集

2006年11月、書肆山田から刊行された小林茂の詩集。装幀は亜令。 目次 くものうえから とおりゃんせ 幽界より 幽界異聞 幽界片信 むみょう せなか しずく かぜのいたみ し をまさぐるゆびさきが 呪い 異説御伽噺 鬼 おにがなく そらの男 桃源郷 たましいはよ…

女傑一代 永田美那子

1968年8月、毎日新聞社から刊行された永田美那子の自伝。装幀は三輪しげる。 著者の永田美那子さんは、石川県小松市の旧家に生まれた。平凡な結婚生活を送っていた彼女は、赤旗購読容疑で警察に拘留されたのが原因で離婚、上京する。万朝報記者、陸軍省つは…

草津アリラン 香山末子詩集

1983年8月、梨花書房から刊行された香山末子(1922~1996)の第1詩集。カットは武田幸経。らい文学選書。 この度、高原詩話会の選者の村松武司さんの御すすめにより、香山末子さんが還歴を機に詩集を出版することになった。 香山さんは昭和十九年にハンセン…

夢の端っこ 松川紀代詩集

2018年8月、思潮社から刊行された松川紀代(1948~)の第6詩集。著者は大阪生まれ、刊行時の著者の住所は西宮市。 三年ほど前に兵庫県西宮市に引っ越した。それまでの十七年間奈良の生駒市に住んでいた。家から見えた生駒山は兵庫県にある六甲山地より低くな…

ふろしき讃歌 星野元一詩集

2017年7月、蝸牛社から刊行された星野元一(1937~)の第13詩集。著者自装。著者は新潟県生まれ、刊行時の住所は十日町市。 十三冊目の詩集になる。 昭和の子どもたちの暮らしの中には、土や草や虫たちがあった。それがわたしの詩のモチーフになった。現代文…

モノたちの青春 星野元一詩集

2002年8月、夢人館から刊行された星野元一(1937~)の詩集。装幀は直井和夫。著者は新潟県生まれ、刊行時の住所は十日町市。 ヒトの暮らしや足どり、が気になっている。 戦中戦後、地域や家庭を支え、子どもたちの心までも形づくった民具たち。彼等は今居場…

遅刻する時間 柴田三吉詩集

2004年12月、ジャンクション・ハーベストから刊行された柴田三吉(1952~)の第4詩集。著者は東京生まれ。第55回H氏賞、第7回小野十三郎賞候補作品。 目次 Ⅰ 遅刻する時間 草々しい 食卓 釣り人 そのひぐらし 幻灯 新月 冬の旋律 結晶 Ⅱ 存在の世話 通夜 痕…

沈黙の森 水橋晋詩集

2007年3月、成巧社から刊行された水橋晋(1932~2006)の遺稿詩集。装画は著者、装幀は長浜宏。著者は滑川市生まれ。 目次 処女詩集「三つの夢」(1949) 序 高見裕之 ・三つの夢 序曲 情熱 朝明ける時 停滞の機構 乞食 浪音 廃園 虚弱病者 生ける彫刻 ・第…

対論Ⅲ この詩集を読め 2016―2020 細見和之 山田兼士

2021年10月、澪標から刊行された細見和之(1962~)と山田兼士(1953~2022)の対談集。細見は丹波篠山市生まれ、山田は大垣市生まれ。 目次 まえがき 第三十回 田原『夢の蛇』 思潮社 第三十一回 手塚敦史 『1981』 ふらんす堂 第三十二回 服部誕 『おおき…

虚像 粒来哲蔵詩集

1956年6月、地球社から刊行された粒来哲蔵(1928~2017)の第1詩集。著者は米沢市生まれ。 目次 自序 Ⅰ 布告 異域の人 寝台 聖誕日 評定 法または迷路について 病気または法について 像 雅像 遺産 Ⅱ 聖者 死児についてⅠ 死児についてⅡ 門 偽天使 徒使 射程 …

飛ぶ少女 相良平八郎詩集

1994年10月、夢人館から刊行された相良平八郎の詩集。装幀は林立人。ふめひと詩篇1。 詩集『飛ぶ少女』の著者相良平八郎は昭和六十年頃より手首、指に痛みを覚え、書くことが不自由になった。昭和六十二年パーキンソン病と診断され投薬を受ける。投薬の種類…