2015年2月、白水社から刊行された友川カズキのエッセイ集。カバー写真は岡宮龍、レイアウトはmg-okada、DTPは奥田直子。
目次
第一章 家出青年 始点としての孤絶
- ひとりじゃなきゃなんにもできない
- 家出幼年と中原中也
- バスケットボールに酔った日々
- 二度の上京とバスケへの帰還
- 加藤先生
- 短い恍惚と長い断絶
- 地を這う孤絶の中にいた
第二章 何クソ!肉体と魂 怒りについて
- 自分も他人も許さない
- 世間を「見て」叫ぶ
- 生産的な怒り
- 共感より違和感を
- 私の中の原発の
第三章 この世を踊れ! 暮らしが遊びで、遊びが暮らし
- 「時々、歌手」の職業遍歴
- 生活者のプライドと愉楽
- テレビっ子にして映画好き
- 邪気から離れて――描くこと、観ること
- 気の中心=競輪
- ユメ再び教えてくれたのは……
- 自覚症状なし
- 歌手の「カラダ」
- 歌は誰のものでもない
- 目の前の一行を書く
- 牙と毒
- 笑い皺と泣き皺は同じところに
- 恍惚も不安も
- 嘘八百、ホント八百
第五章 ユメの番人 風景と記憶のギザギザ
第六章 いくつになっても遊びたい 最後にもう一度、ゴロゴロと……
- 「自分探し」という猿芝居
- ダメになる自由
- どこへ出しても恥かしい人
- 人と人は別れられない
- ジュネに訊け
- 幸か不幸か他力本願
- 転んでもただ起きる
あとがき