1982年8月、視点社から刊行されたアンソロジー詩集。編集は 沖永ルミ子、田端悦子、原田麗子。装画は高橋かおり。
目次
- 青島洋子 空襲
- 赤平典子 子供
- 秋野さち子 語り部になろう
- 東けいこ やわらかな葦
- 池田純子 見ている眼
- 市川満智子 『広島・長崎 原子爆弾の記録』より
- 伊藤冨子 私製教科書
- 岩渕久恵 象の檻
- 浦田フミ子 △△医療刑務所で
- 江村朱美 病んだ国々
- 岡島弘子 いのり
- 沖長ルミ子 遠い海から
- 小田切敬子 傷の呼びごえ
- 音上郁子 悲しみの日に
- 香川紘子 シベリア鉄道の旅
- 笠原三津子 旗を立てる
- 金沢星子 三月十七日
- 清岳こう から傘を傾けて
- 小森香子 もう一つの辞書
- 小柳玲子 風の谷
- 最匠展子 誰も本当の意味をわからずに
- 笹木一重 平和のために
- 坂口直美 反射鏡
- 澤洋子 戦いをおもうとき
- 芝憲子 魚が笑う
- 清水マサ 三十七年目の遺産
- 白石祐子 あなたの涙
- 鈴木文子 セイタカアワダチソウ
- 鈴木理子 熱い夏
- 瀬野とし 生きている
- 武田隆子 石狩の砂浜
- 竹山精美 青空
- 高橋享子烏帽子岩
- 滝村路鹿 宴の雛
- 土田明子 かなしきサック
- 戸上寛子 桑の實
- 中野朱玖子 独りだけの椅子の上で
- 野田寿子 "なぜ"
- 原迪代 縄を編め
- 原田麗子 笑うシェルター
- 伏木田土美 子供と戦争
- 真下宏子 足音
- みもとけいこ ほてる・にゅうじゃぱんの夜は
- 向井ひろ江 水団
- 安田桂子 語ってよ
- 安森ソノ子 燐光
- 矢野淳子 海ゆかば
- 山本隆子 おろかものの祈りについて
- 除村ヤエ 断片的に
- 吉田重子 平和もどき
・エッセイ 島からの証言
- 高木敏子 「戦災横死」(東京都)
- 徳田澰 島からの証言(沖縄県)
- 田畑悦子 樺太真岡発 引き揚げ船(樺太)
- 大年寺さと 軍国教育の中で(宮城県)
- 山本久女 老黒山麓の記(満州)
- 安岡抄希子 覚え書(北朝鮮で)
上村としこ 編集付記