近代詩の敗北 詩人の戦争責任 阿部猛

　1980年2月、大原新生社から刊行された阿部猛（1928～2016）の評論。装画は藤井秀平。

目次

はじめに

１詩人の評価

• （一）抒情詩と戦争詩――三好達治|
• （二）愛国詩

２十二月八日の感激

• （一）十二月八日――岡崎清一郎
• （二）「蛙」の参戦――草野心平
• （三）「ウルトラマリン」の詩人の戦争詩――逸見猶吉
• （四）二重国籍者の悲劇――野口米次郎
• （五）故郷の山河――竹村俊郎
• （六）草莽われら――丸山薫

３脆弱な主体性

• （一）ひ弱なヒューマニズム――尾崎喜八
• （二）「銀の匙」と「戦車兵」――中勘助
• （三）老いたる民衆詩派――福田正夫四
• （四）神々のあけぼの――大木惇夫
• （五）国民詩の進撃――神保光太郎

４前衛詩の崩壊

• （一）撃滅の賦――村野四郎
• （二）「蝶」の行方―― 安西冬衛
• （三）制服を着る詩人―― 近藤東
• （四）権力に屈して――高橋新吉

５芸術派詩人の参戦

• （一）「かなりや」と「荒鷲」――西条八十
• （二）『奉公 詩集』――佐藤春夫
• （三）機知と知性の失墜――堀口大学

６戦いは厖大な痴夢

• （一）酔いどれた詩人――真田喜七
• （二）勤王の志蔵――原伸二郎
• （三）「指の旅」の戦争責任――壷井繁治

７狂気

あとがき

NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索