1977年1月、秋田書房から刊行された小坂太郎(1928~)による評論集。あきた文庫4。著者は秋田県羽後町生まれ、刊行時の職業は中学校勤務、住所は秋田県雄勝郡羽後町。
目次
序 真壁仁
一 戦前・戦中
- 昭和初年の北方の農民風土
- 北本・稲村との出会い
- 稲村容作の詩と評論活動
- 川村金蔵と高原信雄
- 北本哲三の反逆の抒情
二 一九六〇年以前
- 第二次処女地帯の出発
- 押切順三の批評精神
- 北本哲三の戦後農民詩
- 「北方の種子」と詩の大衆化論争
- 農民詩集の出版と反響
- 「耕す人」の青春と低抗
三 一九六〇年以後
- 個性化の座標「年刊詩集」
- 北方の詩人 吉田朗とぬめひろし
- 大地にうたう 佐藤良三郎と長里昭一
- 北方の流浪と怨念「出稼ぎ詩集」
- 新しい農民詩創造の地平に
あとがき