1995年11月、私家版として刊行された冬園節(1923~)の詩集。著者自装。刊行時の著者の住所は徳島県名西郡石井町。
目次
序詩 残照
1
- あげくの果て
- 一 幾日も死と
- 二 おもわず自分の声で
- 三 もの音ひとつしない
- 四 差し入れられた花篭の
- 五 することが何もなくなると
- 六 耐えることに
- 七 夜中にそっと
- 八 虐められるような
- 九 どこかで咳き込む
- 一〇 まだ夏は終らない
- 一一 誰にも気付かれずに
- 一二 花瓶に生けた花が
- 一三 慣れるということ
- 一四 死はひたすらに
- 一五 いまは生と死の
- 一六 因果というか
- 一七 隣りのベットで
- 一八 消えてゆくものの美しさに
- 一九 むし暑い夜更け
- 二〇 雨が近いせいか
- 二一 ふと老いの残り日が
- 二三 死の中で死を見るのは
- 二三 手放されたこころの渇きに
- 二四 「長生きしてネ」と
- 二五 終末は常に
- 二六 花を散らして風があった
- 二七 あすを考えるこころの余韻が
- 二八 空には月が
- 二九 頷くようにして
- 三〇 どんなに長く生きたところで
- 三一 鰯雲のひろがる空が
- 三二 部屋がいっぱいの花で
2
- 死のある風景
- 少女の死
- 通夜
- 命日
- 壺
- 未練
- 傍観者
- 目ざめの朝
- 価値
- 蝉しぐれ
- 異変
- 落日
- 蒼白な風景
- 殺意
- 終焉
- 無言
- 焰の記憶
- 鴉
- 秋を焚く
- 残日譚抄
- 気配・忘却・決別・まどろみ・日々を・子感・罪と罰
- せんなき事か
そえがき
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