1933年2月、第一書房から刊行されたイワン・ツルゲーネフ(1818~1883)の散文詩集。翻訳は中山省三郎(1904~1947)。
目次
- セニリア
- 田舍
- 會話
- 老婆
- 犬
- 競爭相手
- 乞食
- 愚かしき者の審判を聽け
- 處生法
- 滿足してゐる人
- この世の終末
- マーシャ
- 馬鹿もの
- 東方傳奇
- 二つの四行詩
- 雀
- 髑髏
- 雜役夫と白い手の人
- 薔薇
- ユー・ペー・ウレフスカヤの思ひ出
- 最後の邂逅
- おとづれ
- NECESSITA-VIS-LIBERTAS
- 施物
- 蟲
- スゥプ
- 瑠璃色の國
- 二人の富豪
- 老人
- 通信員
- 二兄弟
- エゴイスト
- 神の饗宴
- スフィンクス
- ニンフ
- 敵と友と
- 基督
- 巖
- 鳩
- 自然
- 明日こそは! 明日こそは!
- 絞罪にせい
- いかばかり美はしく、鮮かなりしか、薔薇の葩は
- 航海
- 私は何を考へることであらう?
- 留れ!
- 高僧
- 我等はなほも鬪はう!
- N・N・
- 閾
- 祈禱
- 露西亞語
・未發表散文詩
- 雙生兒
- 奇遇
- 私はあはれむ
- 呪咀
- 黑鶫
- 黑鶫また
- 塒もなく
- 杯
- 誰の罪
- 處生訓
- 爬蟲
- 作家と評論家
- 『ああ、わが靑春よ』
- ……に
- 私は高い山々の間を行くのであつた
- 私がこの世を去つたなら
- 砂時計
- 夜半に眼ざめて
- ひとりでゐると……(分身)
- 愛への道
- Fraza
- 單純
- 波羅門敎徒
- おん身は泣きたまふ
- 愛
- Nessun maggior dolore
- 眞理と眞實
- 鷓鴣
- 車に轢かれて
- 幼な兒の泣くこゑ
- 私の樹木