1974年3月、書灯社出版部から刊行された書家・青木香流の詩集。装幀はハマデザインセンター、カットは著者。
目次
序 田中冬二
幼き日の夢
悪夢
- 炙り出し
- 怖い思い出
北の旅
- シベリヤに近い郊外で
- ヤルタ小景
- レニングラードの夜
- 文豪の墓
輪廻
- 天人
- 執着
- 書
- 蟻
- めだかの子
- ある女
- 雲
- 光の魅惑
- 銭
- 初恋
- 古いアルバム
- 母
- 秋の日
- 秋
二十九年目の入院
- 抵抗
- いらだたしい時間帯
- 明るくなった日
- 夕ばえ
- 病室よりの遠景
- 病
- 入院五日目
- 空
- 欲望
- 個室
- グラジオラス
- カーネーション
- 病室の視野
- 葡萄のふさ
- 人間ドック
- 時計の音
- 柿のいろずきに
- うとましさ
- 病棟小景
- 爪をみがく
- 素人のたわごと
著者略歴