ピエロタへの手紙 花田英三詩集

f:id:bookface:20200905225049j:plain

 1991年4月、矢立出版から刊行された花田英三(1929~2014)の第6詩集。

 

 冒頭の「花に関する15のつぶやき」は、会田綱雄に誘われて一気に書いたものである。群馬県安中の画家神宮則子さんの絵に、会田さんが18点、ぼくが15点、短詩を付して、東銀座にあったギャルリ・フィナールで展示会を開いた。一九八二年のことだ。
 その前後から会田さんには随分とお世話になった。ぼくに旅ぐせがついたのも会田さんのおかげである。
 今、沖縄の那覇に住んでいる。東シナ海がぼくの視野の中にグッと入り込んで来た。変貌せざるを得ないだろう。
 ここに収録した作品は一九七七年から「詩学」「ユリイカ」「フィナール詩展」「新日本文学」「歴程」「四次元実験工房」「四次元通信」「EKE」に発表したものに手を加えたものである。「波照間へ!」と「アイダけむり」は未発表のもの。
(「あとがき」より)


目次

  • 花に関する15のつぶやき

  • ぱんつま・ちえぞう・あらかん
  • わが町

  • 座敷王
  • 眉目
  • 一家団らん
  • パピットちゃんの唄
  • 移動開始-八月十五日を過大評価することに対して自ら戒める

  • 相聞
  • (死ぬ夢を見るようになりました)
  • adlib

  • 那覇にて1
  • 那覇にて2
  • 矢口哲男という男 那覇にて3
  • 酒亭珍竹林 那覇にて4
  • 波照間(はてるま)へ!

  • ピエロタからの手紙 会田綱雄追悼
  • アイダけむり

あとがき

 

NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索