1992年9月、ながらみ書房から刊行された安藤美保(1967~1991)の遺稿歌集。装幀は渡辺美知子。著者は東京生まれ、研究旅行中に滋賀の山中で転落死した。
目次
Ⅰ
- モザイク
- 透きとおるもの
- 昼顔の露
- 曲線の時計
- のど飴
- 国文科生
- 幼なじみ
- 家族
- 大学の朝
Ⅱ
- 少女の耳
- 蜘蛛
- 駅の片面
- 黒眼
- 緑おもたき
- 意志けむらせて
- うす青きドア
- 粒子に還る
- 白黒写真
- 二階の父
- 軋む心
- ぽんかん
- 手の形
Ⅲ
- 白いベルト
- 学館
- 神田川
- 煉瓦色の服
- 良経
- 論
- 噴水
- 返信
跋 佐佐木幸綱
学究への六年間 三木紀人
あとがき 安藤聰彦 安藤幸子
安藤美保年譜