1977年8月、白石書店から刊行された岡本光雄(1912~)によるメーデー事件(1952)の回想録。
目次
序にかえて
第一部 逮捕から被告団結成まで
第二部 公判開始から結審まで
- 統一公判はじまる
- メーデー被告の法定闘争と弁護団
- 裁判のどん底時代と私の生活
- メーデー裁判と権力の悪事
- 各論公判はじまる
- 十年目にしてはじめて大衆的な運動へ
- 後援会の結成と検事論告粉砕の大闘争
- 最終弁論公判、胸を張る二百余名の被告
第三部 結審から第一審判決まで
- 結審から判決まで実に三年十一ヵ月
- 一〇・三怒りの大行進
- 裁判所に何かが起った?
- 怒りにたぎる第一審判決
- 一審判決の要点
第四部 第二審のたたかい
- 被告団、再び長期のたたかいへ
- 一審判決後の初期の運動
- 控訴趣意書提出と十万人署名
- 第二審公判の焦点
- 還暦祝いと私たち夫婦
- 第二審判決前夜
- 勝利
- 坐りこみ上告阻止闘争
- 被告団「栄誉ある解散」
第五部 感謝をこめて
- 『被告職業二十年』をふりかえって