1971年4月、五月書房から刊行された高木護(1927~)の第8詩集。
これは、いかん。これも、だめだ、駄目だとすてていったら、一篇も残らなくなった。そこで目をつぶる思いで、屑籠から一掴みにして編んだのが、この小詩集です。「クズカゴから」という題をつけてもよかったのです。(「あとがき」より)
目次
- 戦争
- へいわ
- やさしい電車
- 寝る
- 十年前
- 割れる
- 散る
- 月夜
- 峠
- 生涯
- 切符
- 咲く
- 一日
- 昨日
- 浮かぶ
- それから
- 収入
- レール
- 星
- 好き
- ○
- 死
- 唄
- 穴っぽん
- 祭り
- 座
- 月
- ○
- 秋原秀夫――ことば