2014年1月、ふらんす堂から刊行された小笠原眞(1956~)による詩人論。装幀は君嶋真理子。
目次
- 中村俊亮(なかむらしゅんすけ/一九三八~一九八九)
- 「ぼくにとっての中村俊亮」
- 藤富保男(ふじとみやすお/一九二八~)
- 「藤富詩という風景」
- 山之口獏(やまのくちばく/一九〇三~一九六三)
- 「真理という奴が猿さんの詩に防腐剤を一つかみ投げ込んだのだ」43
- 平田俊子(ひらたとしこ/一九五五~)
- 「ぐいぐい引き込まれる平田俊子の劇場詩」
- 天野忠(あまのただし/一九〇九~一九九三)
- 「年齢を詩の中に刻んだ天野忠」
- 圓子哲雄(まるこてつお/一九三〇~)
- 「圓子さんの詩の本質は人間愛にある」
- 田村隆一(たむらりゅういち/一九二三~一九九八)
- 「田村隆一のかっこよさは半端じゃない」
- 泉谷明(いずみやあきら/一九三八~)
- 「泉谷明は日本を代表する路上派の詩人なのだ」
- 金子光晴(かねこみつはる/一八九五~一九七五)
- 「実は金子光晴こそ恐るべきリアリズム詩人なのだ」
- 井川博年(いかわひろとし/一九四〇~)
- 「凡そ詩らしくない詩それが井川博年の詩なのだ」
- 黒田三郎(くろださぶろう/一九一九~一九八〇)
- 「愛と死を見つめた詩人黒田三郎」
あとがき