1992年11月、小沢書店から刊行された平出隆(1950~)の評論集。
目次
Ⅰ
- 詩と生を結ぶもの
- 宇宙言語との響応
- はつらつたる悪戦
- 不在の詩人の同時代批評
- 夢見論・夢語り論
- セガレンと中間領域
- 「大詩人」の神話」
- 朔太郎の二律背反
- 未済にして終る
- 死者の息吹を
- 一九八七年の詩集a
- 一九八七年の詩集b
- 高校をめぐる対立
- 訳詩集の豊穣
- 現代詩人の俳句論
- 中也への一接近
- 中国現代詩の試煉
- 山口哲夫の死
- 偉大さとその浸潤
- 「詩ではない別もの」へ
- 手懸りとしてのカヴァフィス
- 一九八八年の詩集a_
- 一九八八年の詩集b
- 一九八八年の詩集c
- 少年白秋という気泡
- 言葉の「線の束」
- 芭蕉を読みたいバシュラール
- 遺された批評
- みずからの外へ
- 境界と落日
- テロリスト的
- 文字の中の声
- 二つの詩人論
- 仮想にかかげる疑問
- 一九八九年の詩集a
- 一九八九年の詩集b
- 詩の一九八九年
- 現代詩から見た白秋
- 詩に望みを託して
- 「定型」論議をめぐって
- デリダによるツェラン論
- 「荒地」の二人の仕事
- 吉岡実のかたみ
- 逆説的な詩の時評
- 詩形論へ
- 明治以降の「詩と散文」
- 一九九〇年の詩集a
- 一九九〇年の詩集b
- 一九九〇年の詩集c
- 詩の一九九〇年
Ⅱ
Ⅲ
- 詩の旅程・散文の旅程
- 詩人が詩人を追うということ
- 小動物の想像力加
- 溶けゆく花鳥風月
- 次の行は
- 言葉におけるプラグマティスト
- 自然との官能的戯れ
- 帆を張ることば
- 心に沁みる生の発見
- 詩人を追放する力
- 日本語という島
- 災厄に閉じこめられて
- 駅を知らぬこと
- 速度と封印
- ブレの領域
- 記述についての記述
- 墓碑銘を読みに
- 死後怒濤
- シャム双生児のように
- 全知と全能
- いっしんな丁寧
- 自然からのきわどい根絶
- 無限への抜け道
- 石の詩集・内臓の詩集
Ⅳ
- 言語的唯物主義について
- 光の疑い
覚え書