勾配 森本敏子詩集

f:id:bookface:20210721132321j:plain

 1969年8月、蜘蛛出版社から刊行された森本敏子(1930~)の第2詩集。装幀は藤本邦之。著者は兵庫県生まれ、刊行時の住所は奈良県天理市

 

 最初の詩集「海へ」を出してから、足かけ十年になる。当時二歳と五歳だった子供たちは、それぞれ小学五年と中学三年になった。めったに振り返ることをしない私だが、その間に書きためてきた作品の中から、三十二篇をひろいあげるにあたって、ふり返ることをしてみた。平和であった海のある町、明石から、この大和に移り住んだということ以外、一見何ごともおこらなかった。そして、残されたのが詩集「勾配」である。今の時点で選んでみると、やはり昔の作品ほど、今の私からは遠く、したがって古いものも少しはあるが、まずここ一、二年の作品を中心に編んだ。いつまでも未熟ながら今日まで詩をはなさずにこれたのは、喜志邦三先生と「灌木」の皆さんの、強いささえがあったせいで、深く感謝いたします。
(「あとがき」より) 

 


目次

  • 陸橋
  • 逃走
  • 昨日の歌
  • ふりむいては
  • 侵蝕
  • 締められて
  • 勾配が始まる
  • のぼる
  • 結ぶ
  • ここに及んで、
  • かたち
  • ここでは
  • 無色

  • 地面には、
  • 触角
  • 開始
  • たよりⅠ
  • たよりⅡ
  • たよりⅢ
  • たよりⅣ
  • 夕焼け
  • 笑い顔

  • 街へ
  • 絵がふえる
  • 円形劇場
  • 階段
  • あこがれについて
  • 例によって
  • 涙についての一考察
  • 終りのない話
  • 原典
  • 挨拶

跋 小野菊恵
あとがき


NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索