1988年12月、三心堂から刊行された友川かずき(1950~)の画文集。装幀は岡本正明、本文ADは佐藤保正、絵画撮影は酒井忠義、石原繁徳。
目次
「感性の人」 立松和平
i
ii
- たこ八郎が居た
- 旅
- 恩師 加藤広志先生のこと
- 津軽三味線のぞき見体験
- 『無残の美』というレコード
- おめでたい私
- 立ちんぼ
- 七月二十四日の空
- 花の芸能人
- 中也行き
- 昨日今日のこと
- 三本の背骨
- 襖画家としての一ヵ月はユメたりえたか
- 夢のかけ橋
- 葛西善藏
- 私にだけ私が見えない
- 今さら共産党絶望論でもないが
- 洲之内徹さんのこと
- デッサンを始めました
- 立松和平の小説『蜜月』について
- ギックリ腰
- その後のギックリ腰と私
- いい休息、日本
- ミツバチのささやき
- 死を教えてくれた作家
iii
- 書と咆吼
- 中也を声にする
- 死の棲む肉体を全力で感じとり、個我の達成へ一目散に駆け出したのだ
- ペーソスの魂、流浪の書、棺桶とは一つの死の哀しみの明確な事実の輪郭である
- 破滅の予兆、洗浄されようと血管に染みついた闇の色
- 小野秀二君へ
- 犬のふるさと
- コスモスと鬼
仇花からの讃歌 永畑道子
あとがき