2017-08-29から1日間の記事一覧

詩論集・詩的弾道――同時代覚書・下 北川透評論集

1979年8月、思潮社から刊行された北川透(1935~)の評論集。写真は森山大道(1938~)、装幀は三嶋典東(1948~2012)。 本書は、【現代詩手帖】一九七六年四月号から、一九七九年四月号まで、三年間二十回にわたって断続的に連載した「詩と批評の闇渠(同…

詩論集・詩的火線――同時代覚書・上 北川透

1979年6月、思潮社から刊行された北川透(1935~)の評論集。写真は森山大道(1938~)、装幀は三嶋典東(1948~2012)。 *本書に収めた評論は、【現代詩手帖】一九七六年四月号から、一九七九年四月号までの三年問に、二十回にわたって断続的に連載した「…

離島まで 鳥巣敏行詩集

1979年10月、駒込書房から刊行された鳥巣敏行(1938~)の第1詩集。ブックデザインは村上善男。栞解説は彦坂紹夫(1936~)。 目次 Ⅰ物語 物語その一 物語その二 西の果ての楽隊 西空 軽さ 離島まで 五島荒川 傘 胃の中の外燈 人魂 六箇の目玉 片渕町三丁目 …

消えた太陽 アレクサンドル・グリーン

1996年6月、国書刊行会から刊行されたアレクサンドル・グリーン(1880~1932)の短編小説集。翻訳は沼野充義(1954~)と岩本和久(1967~)。 目次 消えた太陽 犬通りの出来事 火と水 世界一周 おしゃべりな家の精 荒野の心 空の精 十四フィート 六本のマッ…

蘆刈 加藤一雄

1976年2月、人文書院から刊行された加藤一雄(1905~1980)の長編小説。装画は大野俶嵩(1922~2002)。 この小説は美術雑誌「三彩」に、一九七二年四月号から七五年二月号まで、毎月わずかずつ二十八回にわたって連載したものである。情況は三十余年の昔、…

全国の天気 中川千春詩集

1989年5月、七月堂から刊行された中川千春(1961~)の詩集。 〈飛行船の消滅する綺譚がある〉。この書物はこのように始まってゆく。全篇これ綺譚といってぃぃかもしれない。なげやりな綺譚、荒唐無稽な綺譚、アナクロニックな綺譚。しかし、このなげやりも…

無名の南画家 加藤一雄

1970年9月、三彩社から復刊された加藤一雄(1905~1980)の長編小説。雑誌「南画鑑賞」に1941年6月から翌年2月まで、5回にわたって掲載され、1947(昭和22)年2月に日本美術出版社から刊行された。 三彩社の内藤賛氏から自由な気持で書いた「あとがき」を附け…

すみだがわ 廿楽順治詩集

2005年11月、思潮社から刊行された廿楽順治(1960~)の第1詩集。栞解説は山本哲也と和合亮一。第43回現代詩手帖賞。第11回中原中也賞候補。 目次 Ⅰ すみだがわ 歩行論 早来迎 草千里 ひょうどうさんの講義 くしゃみ えんそく 燃える教室 音をぬすむ ひばり…

海の鬼 伊藤永之介

1943年10月、佃書房から刊行された伊藤永之介(1903~1959)の少年小説。装画は福田豊四郎(1904~1970)。 目次 海の鬼 稻と鐵 文代 恙虫病 肥料工場 運吉の休養日 墓參り 山の一頁 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

黎明の書 竹内てるよ

1946年、萬里閣から刊行された竹内てるよ(1904~2001)の短編小説集。装幀は宮本三郎(1905~1974)。 目次 黎明の書 白百合 光を待つ人々 春の粉雪 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

入り江の舟 鳥巣敏行詩集

1992年1月、七月堂から刊行された鳥巣敏行の第2詩集。 ▽坂を上り下りするたびに、出してもいない私の詩集が色になった気配がある。▽一冊だけ詩集をつくって、持ち歩いていれば、その日の転記や風の具合で中身がかってに変ってくれるといった思いが抜けない。…

姫鏡臺 上林暁

1953年10月、池田書店から刊行された上林暁(1902~1980)の第16著作集。装幀は鈴木信太郎(1895~1989)。 目次 ロマネスク 柳の葉よりも小さな街 姫鏡臺 魔の夜 楽しき晝食 鄙の長い路 緋文字 零落者の群 月魄 あとがき NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオ…

別れた友 飯島耕一

1978年10月、中央公論社から刊行された飯島耕一(1930~2013)の短編小説集。装幀は宇佐美圭司(1940~2012)。 目次 硫酸の日々 夏の小部屋 出発 因島 N医師とのこと 別れた友 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

黒の季節 南六郎詩集

1973年11月、朔社から刊行された南六郎(1909~?)の第3詩集。編集造本は蘭繁之(1920~2008)。 わたしを取り巻く、すべての存在は黒の季節でありました。わたしはこの季節を旅してきました。わたしの旅はわたし自身を探しにゆくことであり、またわたし自…