1990年6月、福武書店から刊行された永瀬清子(1906~1995)のエッセイ集。装幀は麻生征子。著者は岡山県生まれ。
目次
- 幼かりし日々
- 私を教えた人々
- 父母のことども
- 私の読書
- 若い日々の夢
- 金沢の声など
- 詩を書き始めたころ
- 従兄たち
- わが詩の師たち
- 女性が詩を書くこと
- 「詩之家」の同人たち
- 幼な子のこと・そのころの詩
- 上京のころ
- 「諸国の天女」の出版
- 女性の受難時代
- 宮沢文学との出合い
- 長谷川時雨女史のこと
- 深尾須磨子さんと私
- うちつづく葬儀――時代の終焉
- 夫の病気――都を逃れて
- 病気は癒えた?
- 戦火の岡山で
- 新しい生活
- 戦後のわが友
- 熊山橋の思い出
- 母の死まで
- 宗教の自由を求めて
- 夫の単身赴任—「黄薔薇」の発刊
- 子供たちのこと・地域の人の熱意のこと
- インドへの旅――平和への願い
- アジア・アフリカ諸国民会議
- インドから中国へ
- なぜ歩けたのか解らずに
- 里がえり
- 定年が来て
- 「女人随筆」の発刊
- らいてう女史のこと・其後の深尾さんのこと
- 自然の中の私
- すぎ去ればすべてなつかしい日々
あとがき