1987年12月、蜘蛛出版社から刊行された植村孝の第3詩集。著者は姫路生まれ、刊行時の住所は姫路市広畑区。
人生は苦しみの山を、一歩一歩登りつめていく登山家だ。人間一生決して楽ではない。
求めもしない苦しみや悩みを背負ってあがきながら登りつめる登山家だ。そして、山頂が死であると思う。
今、私は死ぬ直前に心の中で思うことや、目に写るものを書きたいと思っている。
この詩集は、前二冊の詩集が直球の球だったら、カーブやフォーク・ボールの球を投げる投手(ピッチャー)に変化したことだと思う。
(「あとがき」より)
目次
- 流氷が見たい
- 水の悲哀
- 孤独
- 水をください
- 蒼き狩人
- 妻に捧げる歌
- せめて、 その時
- 黒の希望
あとがき
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