迢空賞
1986年8月、沖積舎から刊行された大西民子(1924~1994)の第7歌集。第16回迢空賞受賞作品。 『風水』は私の第七冊目の歌集になります。前歌集『野分の章』の冒頭に、 道のべの紫苑の花も過ぎむとしたれの決めたる高さに揃ふ という一首を据えた私は、人間を…
1976年9月、不識書院から刊行された齋藤史(1909~2002)の第8歌集。装幀は司修。原型叢書第15編。第11回迢空賞受賞作品。著者は東京市四谷区生まれ。 昭和四十二年から、昭和五十年のあいだの七百十五首。八冊目の歌集です。あらためて見直すと消したくなる…
1972年9月、角川書店から刊行された岡野弘彦の歌集。第7回迢空賞受賞作品。 目次 蒼き魚 海と月蝕 漂へる時 生肌断ち 涸れゆく海 子はさすらふ 春幻想 草の穂 腋窩の傷 海やまの春 暗きベンチ 海のまぼろし 照葉樹林の春 街川 冬の海やま 剣峠 熊野 海彼の神…
1970年10月、白玉書房から刊行された葛原妙子(1907~1985)の歌集。昭和38年7月から昭和45年7月までの716首。第5回迢空賞受賞作品。画像は函欠本。 目次 ・西冷 西冷 雪鉢 晴る 瞬く 影鳥 鹿の醫 玉蟲 母子 ・魚 いなびかり 魚 薄明 刈草 黒聖母 紙霊 楽想 …
1998年2月、砂子屋書房から刊行された尾崎左永子(1927~)の第6歌集。装本は倉本修。第33回迢空賞受賞作品。 目次 空渡る 三月終る 種子 落花譜 晩夏微吟 海よ 春の傘 時緩く パンの耳 日々の速度 地下広場 蜻蛉文 路地 薔薇と月 街上早春抄 短日断章 春寒…