2025-06-27から1日間の記事一覧

貘になった風車 小笠原和子詩集

1964年11月、昭森社から刊行された小笠原和子の詩集。装画は古沢岩美。刊行時の著者の住所は中野区。 人は一度は詩人になるそれは天使のささやきに耳をかたむける時でありデモンが脳味噌のひだの中に巣をかけはじめる時間でもある天使やデモンの言葉が文字に…

流氷 武田隆子詩集

1973年6月、詩学社から刊行された武田隆子の詩集。絵は武田敦史、函絵はたけだとしこ、装幀はワシオ・トシヒコ。 わたしは、とくに「流氷」という作品を好む。その想像力の複雑な屈折や、多彩な起伏に先ずおどろいた。そして彼女の温雅な人柄のどこに、こん…