2022-01-29から1日間の記事一覧

潮騒の歌 八木道雄詩集

1998年11月、鳥語社から刊行された八木道雄(1933~2005)の第2詩集。 私たちは日頃、無数の情報に満ちた一種の抽象の世界に生きていますが、仮にこれらすべての情報を消去したとき、私たちには何が残るでしょうか。おそらく、木や草や鳥やけものと変わらぬ…

太陽のある風景 香川進歌集

1941年6月、白日社から刊行された香川進(1910~1998)の第1歌集。詩歌叢書第34。装幀は野口謙蔵。 目次 序 前田夕暮序 米田雄郎 ・發生の日々 思惟の純潔 夕日と裸木 母の眸 灰のやうに 金と若さ 最終バス 不安の倫理 一筋のみち 花と指揮刀 全體のながれ …

シベリヤ詩集 長尾辰夫詩集

1951年7月、草原書房から刊行された長尾辰夫の第1詩集。 目次 悲痛切実の書(序文)・北川冬彥 実体について 実体について 若き兵士たち 若き兵士たち 子を燒く 吹雪の曠野 氷原地帶 花海 吹雪の曠野 闇夜 悲劇 熱砂の中に 人生の裏街 薄明 寒飢の果 老人 未…