2013年4月、書肆山田から刊行されたたなかあきみつ(1948~2024)の第4詩集。装幀は亜令。著者は三重県生まれ。
目次
- フィローノフの時空
- 声の痣
- マグダレーナ頌
- いとしき騎乗
- 時間鋏
- 割れた鏡は、鈴鳴りに鳴る
- 写真失踪
- 闇の線
- 発吃考
- 写真家
- (海藻にしろヌレネズミにしろ……)
- 休日ともなれば
- (色あせたメルカトル図法にむせぶ……)
- アイギを読みながら
- Alzheimer氏の食卓 《最新版》
- 給水塔異聞
- イナシュヴェ
- シンメトリにあらず
- ひたすら走りつづけるには(……)
- レジェンドにあらず
- 画家パーヴェル・チェリシチェフの三幅対
- (あるいは《現象》 《隠れんぼ》 《未完》のランダムウォーク)
- 禁猟区――ハンス・ベルメールの遊星
- ミハイル・ベルジング・ケース
(翻訳)
小さな補註その他