2022-04-23から1日間の記事一覧

光る朝 木村迪夫詩集

2008年10月、書肆山田から刊行された木村迪夫(1935~)の詩集。装幀は菊地信義。 少年期、村暮しは嫌だった。顔もなく、言葉も持たず、地深くもぐったままの、うじ虫にも似た百姓暮しは、なおのこと嫌いだった。 夜ごと野の原の土堤に仰向けに寝転んでは、…

記憶の書 鷲巣繁男詩集

1975年4月、思潮社から刊行された鷲巣繁男(1915~1982)の第9詩集。装幀は高橋睦郎。 目次 ・薔薇の章 わがゲネシス わがスカラブの記憶 記憶の書 寺院 アグラファ 薔薇物語 優しい死者たち ・呪法の章 形の呪法 死の呪法 薔薇の呪法 夏至の牧歌 歌の呪法 …

クーラー 愛敬浩一詩集

1999年8月、ワニ・プロダクションから刊行された愛敬浩一(1952~)の第3詩集。著者は群馬県生まれ、刊行時の住所は伊勢崎市。 病中詠歌は、日本詩歌の伝統の一つである。数年前、まちがいなく私は二週間ほどの入院を経験した。残念ながら生死をさまようよう…