2020年4月、サンライズ出版から刊行された大野新(1928~2010)の随筆選集。編者は外村彰と苗村吉昭。
目次
Ⅰ 人生の感懐
- 水と魂 より
- 落書き
- 声
- ある「旅」
- 八月十五日前後
- 十一月遡行
- いまは はじめよう
- 合図――六月のうた
- 本気の凹面――八月のうた
- サム・サンデーイブニング
- いじめられっ子
- 涙というやつ
- 詩人
- 結婚
- 結婚(続)
- ふるさと意識
- ある結婚式で
- 四十三年後の来日同級生
- いい本
- 人間の区別
- 猫の便
- 猫の仁義
- 生きもののふしぎ
- 鴨鍋
- 詩と書
- 一過性脳虚血発作
- 恥あれこれ
- 腹中服従せず
- 懐かしい顔 新しい風
- シンマイ大学講師
- 直震・余震
- 凶器としての本
- 言葉の入江
- しあわせの他愛なさ
- 涙
Ⅱ 名所旧跡行
- 草津のさくら
- しじみ飯――十一月のうた
- 京滋 詩のプリズム より〔幻住庵跡,三井寺,三上山 (近江富士)
- 安土城址
- 紫香楽宮跡
- 石山寺
- 永源寺
- 坂本 (石の唄)
- 外村繁邸寸見
- 石塔寺を訪ねる
- 西教寺客殿
Ⅲ 文学をめぐって
- 受賞のことば
- 詩集「家」のなかにいる私のこと
- 湖友録 より〔死から詩へ,最初の仲間,詩碑の世代,渦だまり]
- 短詩型離脱者のノオト
- 歌
- 老いらくの恋
- 俳諧と現代詩
- 江州音頭考
- 老年――十二月のうた
- 郷土の詩
- 「私」的な根拠
- 虚の顔
- 魂のひと か烈な思想家 石原吉郎氏を悼む
- 全部で一行といえる詩
- 石原吉郎のこと
- 最若輩と最年長
- 天野隆一さんと添ってきた閱歴
- 最後の注文
- 地の人
- 白色矮星
- 師弟
- 師弟
- 真贋のかなた
- 愚兄賢弟
- 生きる選択
- 民族意識のなかの日本語
- 京ことば
- 「田舎」の詩人
- 湖と詩人
- 湖北の詩人
- 肺病作家の残党
- よその家
- 人間にであう喜び
- 表現者
- H氏賞のこと
- 選者の選択
- 老域
- 詩の気ままな読みかた
- 海の魚
- 詩的人間
- 日常のなかの別れ
- 詩の立会人
解説 (外村彰)
『大野新 随筆選集』に寄せて (苗村吉昭)
解題 (外村彰・苗村吉昭)