2014年9月、砂子屋書房から刊行された海埜今日子の第5詩集。装画は天久髙広。著者は東京生まれ、刊行時の住所は世田谷区。
目次
- 非時香果(ときじくのかくのこのみ)
- 貝殻草/貝殻骨
- 骨灰(こつばい/こっかい)を
- 瞬く国の物語
- くものさかなともりのりゅう
- ふねのおりかた
- かわの外(ほか/そと)であいましょう
- たそがれのばしょ
- あらくね
- 名前なら、数の流れる地下室です
- なまえをさく。
- ことりやの味
- あさなゆうなに
- おきにいりをうて。
- 紙の声
- 空夢売捌人
- すいし、君へ。
- 貴婦人の優雅な恥辱
- きたなくってきれいなの
- こはんのやどは、あたしをかれた……
- 永遠の瘡蓋
- ゆぶねをうかべて、
- はすのもり、つきのひる
- あめのとりふね
- 鏡を曲がる空に高く。
- 勿忘草のきみをまち
- 鳥ふる街角
- 葡萄会の手帖――病院坂にて
- 薔薇あど
- のどにまします、ほとけさま
たそがれ的な場所で、言葉を。――あとがきにかえて