2017年6月、ながらみ書房から刊行された松平修文(1945~2017)の第5歌集。銅版画は深沢幸雄、装幀は倉本修。付録栞は、福島泰樹「燃えながら立つ」、伊藤一彦「少女の水、老婆の水」、越沼正「異化ナル万華鏡」、穂村弘「揺れ止まぬ魔力」、岡部隆志「ジョバンニに似ている」、吉野裕之「ゆったりとゆったりと」、田中綾「風森魚彦さまへ、北の地より」、黒岩康「射干玉からの伝言」。」
目次
- 泥の林檎
- 溶解
- 星の厠
- 地上
- 夢のあとで
- 忘却
- 肇さん
- 不在
- 夏うた――真昼の怪
- 街路樹
- 霧
- 夏の夜の
- トゥオネラ
- 冬華
- 忘れてしまへば
跋 加藤英彦
あとがき 松平修文